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クロフネの防衛力整備計画(その5)

  • 2005/11/15(火) 23:52:47

前回のつづき

 前回まで2回にわたって、日本領空やその周辺空域で日本側がいかに制空権を握るかについて具体的に考えてみた。

今回からは制空権を握ったあと、どう日本の空軍力を行使して外国軍の侵略に対処するかについて考えてゆく。

 以前、島嶼(とうしょ)防衛を考える場合、

1.侵略してくる外国軍を撃退して日本の離島を守る防衛力

2.敵の電撃作戦で不幸にして占領されてしまった日本の有人・無人の離島を奪回する防衛力


の両面から防衛力整備をしておかなければならない事を指摘した。

 まず前者の事態への対処から考えていくが、日本の離島の侵略を企図する上陸部隊をのせた強襲揚陸艦やそれらを護衛する外国軍艦艇が、日本の領海などに侵入してきた場合、それに対処するのは空対艦ミサイルを搭載したF-2やF-4EJ改といった支援任務につく戦闘機で、

E-767早期警戒管制機(AWACS)などが発見した敵艦隊を、AWACSの誘導を受けて支援任務についている戦闘機が現場へ急行し、空対艦ミサイルを発射して敵艦隊を排除、敵の日本領土への着上陸を阻止することになる。

 この分野は従来から日本も力を入れており、戦闘機やミサイルがカタログスペック通りの性能を発揮するならば、しばらくは問題無いだろう。

ただ前回述べたとおり、F-4EJの引退が迫っており、その穴埋めが必要である。

その場合、後継の新型戦闘機(F/A-22もしくはF-35が望ましい)に空対艦ミサイル発射能力を付与するか、既存のF-15Jを改修して空対艦ミサイル発射能力を付与するかのどちらかになろう。

 また空自が使用している空対艦ミサイルは、アクティブ・レーダー・ホーミング方式のASM-1と赤外線画像方式のASM-2の2種類だが、ミサイル本体のステルス化によって敵に発見・迎撃されにくい次世代・対艦ミサイルの早期開発が望まれる。

 以上、前者は良いとしても問題となるのは後者の事態が発生した場合である。

一旦日本の領土を外国に奪われてしまった場合、「それを奪回するのは矛であるアメリカの仕事であって、盾である日本の仕事ではない。」では困る。

そのような問題については以前述べたとおりだが、自衛隊独力で一旦奪われた日本の領土を奪回するにはどういった空軍力が必要か、具体的に考えてみる。

 まず、日本の離島を占領した外国軍は、対空ミサイルや対空砲部隊などを展開して、強固な防空網を構築しようとするだろう。

この理由も以前述べたとおり、「現代戦においては、制空権を握った方が陸・海の戦いでも優位に立てるから」である。

 日本側が日本の領土を奪回しようとする場合、その島へ陸自部隊を逆上陸させる前に、日本の領土を占領している敵陸上部隊に空爆を加えて、十分に敵の戦力をそいでおかなければならないが、

敵の防空網をそのままにして空自戦闘機が空爆を実施すれば、特に敵の地対空ミサイルによって相当の犠牲を覚悟しなければならないし、「敵の対空ミサイル・対空砲火を避けながら、目標に自由落下の爆弾を命中させよ」とパイロットに命じるなど正気の沙汰ではない。

空自戦闘機が敵の地対空ミサイルに何機も撃ち落され、生き残った空自戦闘機が敵のミサイルや対空砲火を必死に避けながら自由落下の爆弾を投下したら、
敵ではなく味方や日本人島民の住宅に落下して誤爆で犠牲者を出した、なんて事も充分予測できる事態である。

もしそんな事があったら、敵軍を日本の領土から撃退できたとしても、安全保障の専門家としては諸手を上げて喜ぶというわけにはいかないだろう。

「周辺国への配慮」などといった、もはや無意味な事にこだわるからそのような可能性が生まれるのであって、日本国民の生命・財産(その中には自衛隊員の生命も当然含まれる)を守るために必要な装備は全て調達・保有し、万全を期すということが何よりも優先される。

 それではどうしたらよいか過去の戦訓から学ぶことにするが、1960年代後半のベトナム戦争において、北ベトナムへの空爆をはじめたアメリカ軍戦闘機が、ソビエトが北ベトナムに供与した地対空ミサイルSA-2”ガイドライン”によってバタバタと打ち落とされ、かなりの犠牲をだすという事態が生じている。

このためアメリカ軍は急遽、対レーダーミサイルを使って北ベトナム軍の防空網の破壊・制圧(通称SEAD<Suppression of Enemy Air Defence>と呼ばれる)を専門任務とする”ワイルドウィーズル”(野生のイタチ)と呼ばれる部隊を編成して、対処したのだった。

それ以後、対レーダーミサイルを使用したSEAD任務は現代戦において必要不可欠なものとなり、日本と同じ敗戦国であるドイツはもちろんの事、日本の近隣の中国や韓国も対レーダーミサイルを保有しているが、日本だけはアメリカに任せてSEAD任務をおざなりにしてきた。

日本の戦闘機すべてがステルス機となれば必要無いかもしれないが、そういった事は今後数十年ないだろう。

である以上日本も対レーダーミサイルを保有し、SEAD任務をこなせる部隊を整備する事は絶対に必要である。

日本も早急に、アメリカ製のAGM-88”ハーム”やイギリス製の”アラーム”といった対レーダーミサイルを保有し、F-2もしくはF-15Jに対レーダーミサイル発射能力など、SEAD任務遂行に必要な改修を施すべきだ。

 SEADミッションによって、日本領土に上陸した敵軍の地対空ミサイル部隊といった防空網を一掃した後は、いよいよ敵軍本体を空爆する事になる。

その場合、F-2かF-4EJ改がその任務を担当し、精密誘導兵器を使用してミッションをこなす事になるが、(やはりF-4EJが、じき引退するのでF-15Jを改修して爆撃任務が行えるようにすべき)

日本が保有する精密誘導兵器は、アメリカ製で調達がはじまったばかりの、GPS誘導で相手をピンポイントで爆撃する”JDAM”だけである。

しかし空中戦の時にも述べたとおり、現代戦で重要視されるのは「敵の兵器がとどかない遠距離からこちらの兵器を発射し、味方のサバイバビリティ(生存性)を確保しながら、相手を確実に撃破してしまう能力」である。

JDAMは滑空爆弾であるため、どうしても長射程空対地ミサイルと比べて射程距離が短くなり、それだけ友軍機のサバイバビリティが低くなり、戦死者が増えてしまう可能性がある。

またGPS誘導のJDAMは移動目標を攻撃するのが基本的に得意ではない。(ペイブウェーのようなレーザー誘導方式の精密誘導爆弾も必要なのでは?)

アメリカ製のAGM-84”スラム”でもEU製の”ストームシャドウ”でもイスラエル製のものでも、ASM-2を改造して国産にしてもよいから、一刻も早く長射程や中射程のスタンドオフ空対地ミサイルを日本も配備すべきだ。

 また以前にもふれたとおり、日本の周辺各国で巡航ミサイルの保有が当たり前となりつつある今、日本だけが巡航ミサイルを保有せず東アジア地域の軍事バランスを崩してしまうのは好ましいとは言えない。

日本も空中発射型や艦艇発射型の巡航ミサイルを保有しなくてはならない時期にさしかかっていると思われる。

 さらに敵を正確に爆撃するには、戦闘機に装着する赤外線航法・目標指示ポッドが欠かせない。

F-2に装着させるために国産のFLIRの開発が進められているようだが、コスト高で調達が進まないようならF-15Jに装着する分もあわせて、アメリカなどの外国製品を輸入する方向に切りかえる事も考えるべきではないか。

(価格・性能の面から考えてイスラエル製がお買い得かもしれない。検討してみる価値はある)

 そしてSEADや空爆任務につく戦闘機部隊を援護するために、敵レーダーを妨害するスタンドオフ・ジャマー機も必要になるだろう。(EC-1やYS-11Eの後継機が必要)

 最後に”偵察”であるが、F-4EJと同様に偵察任務についているRF-4E有人偵察機も引退が迫っており、装備の更新が求められている。

これに対して余剰になるF-15Jを偵察型に改造して後継機にしようという案があるようだが、そもそも有人偵察機を敵軍が残存しているような地域に派遣するのはリスクの面からも、偵察機への改造コストの面からも現実的ではないのではないだろうか。

そこで思い切って有人機の偵察専門部隊は廃止して、偵察には各種UAV(無人機)を活用し、どうしても有人偵察機が必要だという場合は、偵察機材ポッドを戦闘機のF-2かF-15Jに携帯させて、ミッションをこなすようにしたらどうだろうか?

 3回にわたって島嶼防衛に必要となる空軍力の整備について考えてきたが、それは現代戦において空軍力が最重要だからである。

これまで述べてきたような作戦遂行能力とそれに必要な装備が調達できれば、日本の有人・無人の離島を含めた島嶼(とうしょ)防衛に求められる最低限の空軍力が整うはずである。

これ以外にも空軍力整備において大切な分野はあるが、政府・防衛庁の計画の実施をとりあえず見守りたいと思う。

 次回からは島嶼防衛に必要な海軍力・陸軍力について考えていこう。


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★北方領土問題 冷静に北方領土について考えてみたい。 私は、満州も樺太も千島列島も台湾も日本の領土だと思っている。たまたまアメリカに負けたから今の国土となった。その結

  • From: 目指せ1億!復活ニッポンで儲けましょう。榊雲水雑記帖 |
  • 2005/11/16(水) 13:15:35

国軍私案3

自衛空軍                 F-15   x 255                     F-2   x 88 F-35   x 150 E-767  x  4

  • From: 手前ら、日本人をなめんじゃあねぇ |
  • 2005/11/18(金) 08:45:32

この記事に対するコメント

中国と韓国がねぇ・・

ロシアとは共同声明は難しくとも、交流はうまくいきそうですね。領土問題は別としていい方向に向かっていると思います。脅威は中国と統一後の朝鮮半島ですね。クロフネさんは武器に詳しくて驚きました。ほんとしょうもない国だと思います。新幹線の恨みなんて話もちらほら・・

  • 投稿者: SAKAKI
  • 2005/11/16(水) 18:02:28
  • [編集]

>中国と韓国がねぇ・・

>脅威は中国と統一後の朝鮮半島ですね。

いっそのこと、まとめて面倒みちゃいましょう(笑)

日米同盟が、やり方さえ間違えなければ、十二分に可能です。

>クロフネさんは武器に詳しくて驚きました。

一応、「安全保障を論じる」なんて大風呂敷を広げてますから。

日本がどれぐらいの軍事力を持っていて、周辺国とはどの程度差があるのかを知っていなければ、外交交渉さえまともにできません。

軍事オンチが外交政策を立案するのは、財務諸表を読めない人が株式投資を始めるようなもので、危なくて仕方がありません。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/11/17(木) 23:34:43
  • [編集]

>その場合、後継の新型戦闘機(F/
>A-22もしくはF-35が望ま
>しい)に空対艦ミサイル発射能力
>を付与するか、


ステルス機には現在対艦ミサイルを運用する事は出来ません
空自ではそのためにF2とF4があります
米軍もしばらくはF18E/Fに空対艦戦をさせるようですし
F-35を非ステルス化してでも
攻撃機として運用する事は当分無い





>既存のF-15Jを改修して空対>艦ミサイル発射能力を付与するか>のどちらかになろう。

どちらにもなりません
初めからF-15Eを買った方がずっと
安上がりです
どこでも言われていますが
既存のF-15C/Dを爆撃機化するくらいならF-15Eを買いましょう

>である以上日本も対レーダーミサ>イルを保有し、SEAD任務をこ>なせる部隊を整備する事は絶対に>必要である。


定数が削減される中でSEAD機を保有する事は防空能力の低下につながりますので非現実的です

韓国軍もHARMやAMRAAMを自由に使えるわけではなく在韓米軍に管理されていますのでたいした脅威ではありません

結局増税しかないです



>まず、日本の離島を占領した外国>軍は、対空ミサイルや対空砲部隊>などを展開して、強固な防空網を>構築しようとするだろう。


敵地に強力な防空網を短時間で作り上げるのは簡単ではありません
その離島で活動を続けるにも兵站が欠かせません
離島と敵本国との間に艦隊を送り
兵糧攻めにするのと同時に
空から離島に爆撃を加えれば取り返すのは難しくは無いでしょう
(離島と本土との距離にもよります)

そして敵の防空網でもせいぜいヘリを脅かすくらいが関の山で
長距離からジェット機を撃墜できるような高性能防空ミサイルを離島にそれも短期間で構築するのは不可能です






>これに対して余剰になるF-15>Jを偵察型に改造して後継機にし>ようという案があるようだが、そ>もそも有人偵察機を敵軍が残存し>ているような地域に派遣するのは>リスクの面からも、偵察機への改>造コストの面からも現実的ではな>いのではないだろうか。

アメリカ製無人戦闘機の購入が決定しましたね
とは言え無人機と有人機はすみわけが今後進むわけで
人の目を使った偵察は今後もなくなることはありません
自衛隊の役目は戦争だけではなく
災害救助もありますしね

思い切って全部無人偵察機化することなど出来ません


  • 投稿者: 木田三郎
  • 2006/01/14(土) 01:18:59
  • [編集]

それから空対艦ミサイルを運用しているのは他にも
海自のP-3Cがあります
次期PXではASMを8発積む事が出来るので強力な戦力になるでしょう

  • 投稿者: 木田三郎
  • 2006/01/14(土) 01:24:51
  • [編集]

木田三郎さん

>空自ではそのためにF2とF4があります

 そのF-4・F-2では所要機数が足らないから新戦闘機をどうするかという話をしているのです。

この記事の大前提となっているところを理解していらっしゃらないようですが、F-4の退役が迫っているにもかかわらず、後継となるF-2の調達の中止が決定し、140機以上生産される予定だったF-2の最終的な調達数は90機ちょっととなり、

新防衛大綱で現在の戦闘機12個飛行隊の維持が定められている以上、現在F-4を使用している2個飛行隊分の戦闘機がまるまる不足することになります。

そこで新戦闘機が必要だという話をしているわけです。 また、戦闘機のマルチロール化という世界の趨勢をふまえ、各飛行隊の要撃・支援任務の区別の廃止も新防衛大綱で想定されており、このことから当然、新戦闘機は制空任務も対艦・対地攻撃もできるマルチロール機ということになります。

ですから、新戦闘機に対艦ミサイル携行能力は必要ですし、最悪、新戦闘機が対艦ミサイルを使えないのであれば、既存のF-15Jに対艦ミサイル携行能力を付与して2個飛行隊分の戦闘機を確保しなければなりません。

そこで本文をもう一度読んでいただきたいのですが、制空権を今後2・30年確実に確保することを最重要視して高いステルス性能を持つF-22を新戦闘機の第一候補としたわけです。

戦闘機の数は減らせないがF-22が高くて困るという場合の代替案として同じくステルス性のあるF-35とのハイ・ロー・ミックスをあげたわけです。

F-22かF-35に対艦ミサイル携行能力を付与できればベストですが、最悪それができないならF-15Jに付与しなければなりません。そうしないと先ほどいったように対艦攻撃能力を持つ戦闘機が2個飛行隊分まるまる減少してしまいます。

また、現存のF-15Jもまだまだ耐用年数が充分残っており、一機百億円以上の予算を投入して調達した以上ムダにはできません。 そうしたことも考えて、対艦ミサイル携行能力付与のための改修という案を出したのです。

F-15Eを新規に購入した方が安いとおっしゃりますが、おそらく一機百億円以上の新規調達費が必要なことを考えれば、既存のF-15Jに対艦ミサイル携行能力を与える為の改修費用より安くなるとはどうしても思えないのですが、新規購入の方が安いという根拠・ソースがあるのでしょうか?

なおこれも本文に書いたように今後数十年先を見越すと非ステルス機を新規に導入するのでは将来の戦力ダウンと予算のムダ使いは避けられないと思われます。

ですから新規にF-15Eを調達するぐらいならF-22かF-35を調達した方が数倍マシではないでしょうか。 将来予想される日本の人口減・税収減なども考慮すると高い買い物ができるのは今のうちかもしれません。 将来を見越して慎重に考えなければなりません。

うっかりF-15EやF/A-18を導入して2・30年先に周辺国がステルス戦闘機を導入し日本が制空権を失ったら、対艦ミサイルをたくさんかかえて飛ぶF-2やF-15E、P-3Cなど絶好のカモでしょう。 パイロットに死にに行けというようなものです。

なお、クロフネの防衛力整備計画は、なにがなんでも絶対に○○でなければならないといった主張ではなく、予算の制約や軍事技術の発展、実戦において必要とされる戦力など諸条件の変化によって柔軟に運用されるべきものと考えております。

またそうした記述にしたつもりです。

>F-35を非ステルス化してでも
攻撃機として運用する事は当分無い

F-35はF-15E・F-16・F/A-18・AV-8などの統合後継機として配備されるはずで、空対空戦闘もできますが攻撃任務に力点を置いて開発されているはずです。

出版物やネットなどの各種資料をみても、JDAMをはじめとする2000lb級爆弾の搭載能力がありF-35に攻撃任務が与えられるのは明白ですが、

>攻撃機として運用する事は当分無い

という根拠・ソースはあるのですか?

F-35はF/A-18の後継である以上、将来的に対艦ミサイル携行能力が付与される可能性は高いでしょうし、そうでなくても日本が採用する場合は、対艦攻撃能力こみでオーダーすればよいでしょう。 

>敵地に強力な防空網を短時間で作り上げるのは簡単ではありません

私は仮想敵として中国を想定していますが、中国軍はロシア製のS300やトールM1、あるいは国産のHQ9・HQ7といった各種の装軌・装輪式自走地対空ミサイルを配備しており、これらは自走できるため揚陸艦から上陸すればすみやかな展開が可能です。

こうしたことをふまえればSEAD任務は必要不可欠で、F-2がSEADミッションのための改修を施す、第一候補と考えていますが、これもひとつの戦闘機が制空・対地・対艦攻撃・SEADと様々なミッションをこなすマルチロール化の流れを踏まえたものです。

別に制空任務についているF-15J・F-2戦闘機をSEAD任務にしかつけないように改造しようというわけではありませんから、以下のような危惧をする必要はないかと思います。

>定数が削減される中でSEAD機を保有する事は防空能力の低下につながりますので非現実的です

それから

>韓国軍もHARMやAMRAAMを自由に使えるわけではなく在韓米軍に管理されていますのでたいした脅威ではありません

SEADは敵の防空網の制圧が目的ですが、なぜここで韓国のSEAD部隊が出てくるのか謎です。 SEAD部隊は敵SEAD部隊をつぶすのが役目ではないはずです。

ここで韓国のSEADうんぬんはまったくの”トピズレ”ですが、韓国のアムラームとハームが在韓米軍に管理されているというのは興味深い話です。詳しく知りたいのでソースを教えてください。

>人の目を使った偵察は今後もなくなることはありません

現在アメリカやEU諸国などでは人の目を使った偵察などやっているのですか? なくならないとおっしゃる根拠はなんでしょうか?

それから有人機がどうしても必要だという保険として

>どうしても有人偵察機が必要だという場合は、偵察機材ポッドを戦闘機のF-2かF-15Jに携帯させて、ミッションをこなすようにしたらどうだろうか?

という案をあげておきましたが、SEADもやらず偵察に行けというのは、やっぱりパイロットに死にに行けというのと等しいと思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/01/15(日) 01:19:35
  • [編集]

凄く長いですよw

回答ありがとうございます
前回はちょっと気軽な気持ちで回答しました
なので間違いがあったことはお詫びします


>そのF-4・F-2では所要機数が足らないから新戦闘機をどうするかという話をしているのです。

この記事の大前提となっているところを理解していらっしゃらないようですが、F-4の退役が迫っているにもかかわらず、後継となるF-2の調達の中止が決定し、140機以上生産される予定だったF-2の最終的な調達数は90機ちょっととなり、

新防衛大綱で現在の戦闘機12個飛行隊の維持が定められている以上、現在F-4を使用している2個飛行隊分の戦闘機がまるまる不足することになります。


木田三郎


F2というのは対艦機に特化していますからそんなに沢山の数が必要でしょうか?
現状P3Cも合わせさらにP-Xも戦力に入れるとそんなに必要だとは思えません

具体的にどれだけの対艦戦闘機が必要だと考えているのでしょうか?


>そこで新戦闘機が必要だという話をしているわけです。 また、戦闘機のマルチロール化という世界の趨勢をふまえ、各飛行隊の要撃・支援任務の区別の廃止も新防衛大綱で想定されており、このことから当然、新戦闘機は制空任務も対艦・対地攻撃もできるマルチロール機ということになります。

ですから、新戦闘機に対艦ミサイル携行能力は必要ですし、最悪、新戦闘機が対艦ミサイルを使えないのであれば、既存のF-15Jに対艦ミサイル携行能力を付与して2個飛行隊分の戦闘機を確保しなければなりません。


木田三郎


次期FXにマルチロール機を求めるのは理解できますが
F-15Jを支援戦闘機化するのは無理でしょう

ソースですか?
軍事板のF-15のところですね
F-15DはF-15Eにはならないというところです
アドレスをメモって置いたのですが
消えてましたので

ただF-15C/Dはレーダーからして
全く対艦対地戦能力が無いのです
今改修しているF-15Jもそうです
改修費用40億円
しかも年二機
これが全て無駄になりますよ

そもそも対艦ミサイルをのせる
ランチャー自体もありませんし
E型とC/D型では材質も違います

イスラエル軍のバズ2000計画でも
あくまで副次的なものとして
爆撃能力を与えたわけで
メインで使えるものではありません
まして対艦攻撃能力とは・・

こればかりは本当に無理ですよ


>そこで本文をもう一度読んでいただきたいのですが、制空権を今後2・30年確実に確保することを最重要視して高いステルス性能を持つF-22を新戦闘機の第一候補としたわけです。

戦闘機の数は減らせないがF-22が高くて困るという場合の代替案として同じくステルス性のあるF-35とのハイ・ロー・ミックスをあげたわけです。



木田三郎

空自FXはF-22で決まりだと思います
KC-767J自体米空軍機にしか対応していませんから

ただハイローミックスというのは
国力的に日本では無理です
フランスでもイギリスでも
主力はミラージュ2000とトーネ-ドです

タイフーンもラファールも全く主力ではありません

作戦機数も日本とあまり変わりません


>F-22かF-35に対艦ミサイル携行能力を付与できればベストですが、最悪それができないならF-15Jに付与しなければなりません。そうしないと先ほどいったように対艦攻撃能力を持つ戦闘機が2個飛行隊分まるまる減少してしまいます。



木田三郎

F-15Jは諦めましょう


>F-15Eを新規に購入した方が安いとおっしゃりますが、おそらく一機百億円以上の新規調達費が必要なことを考えれば、既存のF-15Jに対艦ミサイル携行能力を与える為の改修費用より安くなるとはどうしても思えないのですが、新規購入の方が安いという根拠・ソースがあるのでしょうか?


安上がりと言うのは
費用対効果を考えて言いました
F-15Eに空対艦能力が与えられたのはF-15Kが初めてです
つまり米軍機のF-15Eにも無い能力
イスラエル軍も
サウジ軍にも
そんな能力はありません

それを制空専用のF-15C/Dに与えるのは
無理があり過ぎます

そもそも今までのパイロットは
そんな訓練を経験していませんから
新しくF-15Eを購入し
パイロット訓練も始からやり直すか
新しいパイロットを養成するかの方が既存の制空能力を落とすことなく
強力な支援戦闘能力を手に入れられます



無駄が無い分少ない費用で得られるはずです
別にF-15Eではなくとも構いませんが


>なおこれも本文に書いたように今後数十年先を見越すと非ステルス機を新規に導入するのでは将来の戦力ダウンと予算のムダ使いは避けられないと思われます。

ですから新規にF-15Eを調達するぐらいならF-22かF-35を調達した方が数倍マシではないでしょうか。 将来予想される日本の人口減・税収減なども考慮すると高い買い物ができるのは今のうちかもしれません。 将来を見越して慎重に考えなければなりません。


木田三郎

次期FXにステルス機を導入する事は賛成してますよ
ただご存知のようにF-4の後継機にはF-35は間に合いません

F-22にはJDAMの運用能力がありますがハープーンは無理です
米軍もそんな計画を考えていません

つまり
ステルス機でなくては駄目

でも空対艦能力も欲しい

と言うのは無理ですよと
言いたいのです


>うっかりF-15EやF/A-18を導入して2・30年先に周辺国がステルス戦闘機を導入し日本が制空権を失ったら、対艦ミサイルをたくさんかかえて飛ぶF-2やF-15E、P-3Cなど絶好のカモでしょう。 パイロットに死にに行けというようなものです。


木田三郎

いくらなんでも
近隣諸国が強力なステルス機を保有する計画を立てている間
日本が何もしないはずがありません
中国の新戦闘機ですら
いくらか情報が入ってきてますし
今時実戦配備されるまで秘密兵器状態と言うのは
考えられません

どんな兵器でも
訓練無しに使うわけにはいけませんし
それは偵察衛星などから知る事が出来ます
世界中からスパイが入ってくる以上
どこかから必ず漏れます

税金で武器開発を行う以上
使途不明金の規模などから
どんなものか予想がつきます

民主化が進むほど容易になります

経済や国際情勢からでも
その国が何を造ろうとしているかも知る事が出来ます

そして
中国軍の新型ステルス戦闘機
超7(梟龍)は未だ開発中なのに
性能はF-16にも達していないのです





自分は
FXにF-15EやF/A18Eを導入しろとは言っていませんし
それらを2,30年後まで主力として使い続けるはずもありません
でも支援戦闘としてなら
長い事使っていけるでしょうね




今自衛隊がどれだけRMA化が進んでいるかと言えば
加速度で中国軍を上回るほどです
嘘ではありません

そもそもステルス機は攻撃機、爆撃機以外は実戦で使われていません
空戦での実戦はまだ無いのです

ラファールやタイフーンの設計者は
ステルスが絶対な物ではないと考えていました
スホーイ設計局もです
最近の雑誌のインタビューでもそう答えていましたし

ステルスを無効化する技術も進んでいます

自国のステルス技術が未熟だった
負け惜しみもいくらか入っているかも知れませんが
半分は事実でしょう

ステルスを絶対的なものとして考える事も誤りだと思います
何時かのミサイル万能論のように


>>F-35を非ステルス化してでも
攻撃機として運用する事は当分無い

F-35はF-15E・F-16・F/A-18・AV-8などの統合後継機として配備されるはずで、空対空戦闘もできますが攻撃任務に力点を置いて開発されているはずです。

出版物やネットなどの各種資料をみても、JDAMをはじめとする2000lb級爆弾の搭載能力がありF-35に攻撃任務が与えられるのは明白ですが、


木田三郎

よく読んでください
非ステルス化ですよ
F-35に爆弾を内蔵できるのは知っています

そして翼下にも兵器を搭載する事も将来には可能でしょう
ただそうすれば非ステルス化してしまうと言ったのです
ハープーンを搭載するには
翼下しかないでしょう?

F-35を導入してもしばらくはF-16C
F-15Eなどは使い続けます

当分の間はF-35を非ステルス化してでも攻撃機として使うことは無いでしょう

アメリカがしない以上
輸入する側の日本もそうなります


>ここで韓国のSEADうんぬんはまったくの”トピズレ”ですが、韓国のアムラームとハームが在韓米軍に管理されているというのは興味深い話です。詳しく知りたいのでソースを教えてください。

木田三郎

これは失礼しました
ソースは軍事板です
東亜の韓国軍関連にあります

そもそも韓国軍有事の最高指揮権は
国連と在韓米軍にあります
勝手に戦争する事は出来ませんよね

そうである以上攻撃的で高性能な武器を自由にさせる事はありません



>>攻撃機として運用する事は当分無い

という根拠・ソースはあるのですか?

F-35はF/A-18の後継である以上、将来的に対艦ミサイル携行能力が付与される可能性は高いでしょうし、そうでなくても日本が採用する場合は、対艦攻撃能力こみでオーダーすればよいでしょう。 


木田三郎


当分無い=将来的には
矛盾してません
それと今のところはF-35にハープーンを載せる計画は聞いていません
将来的には可能だとしても
未だ無いもの、それも外国製の兵器の計画を当てにするなんて無謀すぎます

>対艦攻撃能力こみでオーダーすればよいでしょう

米軍は自衛隊のために武器を作っているわけではなく
あくまで同盟国への軍事援助として武器を「売ってくれている」ことになっています

自国専用にカスタマイズ
それも最新の兵器
自衛隊の規模の小ささから考えて
よほど発注数が多くなければ
専用オーダーは難しいと思います

さもなければE-767の時のように
法外な値段で買わされることになります


>>敵地に強力な防空網を短時間で作り上げるのは簡単ではありません

私は仮想敵として中国を想定していますが、中国軍はロシア製のS300やトールM1、あるいは国産のHQ9・HQ7といった各種の装軌・装輪式自走地対空ミサイルを配備しており、これらは自走できるため揚陸艦から上陸すればすみやかな展開が可能です。

こうしたことをふまえればSEAD任務は必要不可欠で、F-2がSEADミッションのための改修を施す、第一候補と考えていますが、これもひとつの戦闘機が制空・対地・対艦攻撃・SEADと様々なミッションをこなすマルチロール化の流れを踏まえたものです。


木田三郎

これはよく勉強していませんでした
しかし
中国にそのような物を搭載できる
揚陸艦がありましたか?

まず中国軍にLCACを載せる事が出来る揚陸艦を保有しているのか疑問ですし

高性能LCAC自体保有していなかったと思います

対空ミサイル車両は大型で重いですから上陸は中国軍では難しいですね

日本の離島は大抵起伏が急でビーチ面積が少なく簡単には上陸できないだけでなく、防空ミサイル網を構築しにくい事になります

海自も毎日パトロールを行っていますから
自衛隊にも米軍にも見つからず
無傷で上陸と武力占拠をすることは難しいと思います

なにより揚陸艦は速度が遅く
護衛艦も必ずつきます

>別に制空任務についているF-15J・F-2戦闘機をSEAD任務にしかつけないように改造しようというわけではありませんから、以下のような危惧をする必要はないかと思います。


木田三郎



・・・あのですね
パイロットと言うのは一人で何でも出来るような訓練を受けているわけではありません

米軍のF-16でも
SEADとCAP、CASにそれぞれ専門の部隊と訓練が分けられています

仕事は増えても機体が増えなければ
支障が出るのは当然です
そもそもF-2はSEAD機として作られていません
改修するにしてもそんな金がありますか?
ただでさえ超高価な上
AAM4運用のためのの改修も待っています
今までの訓練はどうなるのです?

対艦対空対地にSEADですか?

だからもしSEADを行うにしても
既存の機体を無理やり使うのではなく
新しく購入するしかありません

定数削減計画自体見直さなければ

それと正面装備費をより増やさなければ無理です






>人の目を使った偵察は今後もなくなることはありません

現在アメリカやEU諸国などでは人の目を使った偵察などやっているのですか? なくならないとおっしゃる根拠はなんでしょうか?


木田三郎

米英ではなく
日本では近年まで尖閣諸島で有人偵察が出来ませんでした
中国への配慮からです

領土の領有権を主張する場合
無人では効果が無く
有人でなければ意思を示せません

かといって戦闘機では無駄な刺激を与えます
そもそも戦闘機は偵察に向きませんし

他にも密航や密漁監視、災害救助のような人が関わって来ることは
人でなければ対処できない不慮の事態が必ず起こります


>という案をあげておきましたが、SEADもやらず偵察に行けというのは、やっぱりパイロットに死にに行けというのと等しいと思います。


木田三郎

話の順序が混乱してしまいましたが
まず自分はSEAD機を持つ事には賛成していませんでしたね
だから敵地への偵察も必要は無い
侵略軍を迎撃だけしていればよいわけですから
だから危険な敵地へ有人偵察を行うと言う考えが無い

なので有人偵察も残すべきだ・・となります


そもそも自衛隊がSEADを行うって
まず中国との距離は近くても900キロは離れてますよ
空軍基地となればもっと遠い
中国のホンの一部のレーダー基地を潰して何が変わりますか?

航続距離が短く数も少ないF2で
何が出来るのでしょうか?
F2自体HARMを運用する事は考えられていませんし
訓練も受けていません
空中給油を受けるとしても
数は限られますし
護衛機も全部受ける事は無理です


そこまで離れるとAWACSの支援も受けづらくなります
護衛機も必要です

離島への攻撃ならSEADとは言わず
自国領土なのでただの近接航空支援ですよ

クロフネさんの考え

1非ステルス機は駄目

2でもSEAD&支援戦闘も必要

3そのためには既存の機体を改修し て行えば良い

4その結果防空能力が失われる事も 無い

5ステルス機でも対艦攻撃は可能

6SEADを行う以上全無人偵察機化が 必要

7新規に非ステルス機を買う事は出 来ない



木田三郎

絶対無理ですよこれ








  • 投稿者: 木田三郎
  • 2006/01/17(火) 08:40:49
  • [編集]

>凄く長いですよw

>前回はちょっと気軽な気持ちで回答しましたなので間違いがあったことはお詫びします

気にしていませんから、お気になさらずに...

ただ、あなたの主張には疑問な点が沢山ありすぎて、全てにいちいち反論していくのは無理なので、話の大筋だけ...

>具体的にどれだけの対艦戦闘機が必要だと考えているのでしょうか?

いえ、私がどう考えるかではなくて、現実に政府の新防衛大綱で現在の戦闘機12個飛行隊の維持が定められている以上、現在F-4を使用している2個飛行隊分の戦闘機がまるまる不足することになるという話をしているのです。

これは現実に決まった事なんであって、私が日本国首相でも防衛庁長官でもない以上、どうしようもないわけです。

その現実を踏まえた上で、防衛力整備計画のラフスケッチを私案として出しているわけで、F-4後継機の調達をしなければ、その分の戦闘機が不足してしまいます。

現在でいえば、新田原の301飛行隊と那覇の302飛行隊がF-4を使っていますが、その分の戦闘機がそっくりなくなってしまうわけです。

那覇にはまもなくF-15が配備されることが決まっていますが、F-15に対艦ミサイル携行能力を与えず、新戦闘機も対艦ミサイルを搭載しない、そして他の方策も講じないのであれば、F-4がいるうちはよくても、じき対艦攻撃機が一番欲しい沖縄と南九州に対艦攻撃機が一機もいなくなってしまうという事態が発生してしまいます。

三沢の一個飛行隊を沖縄に回して欲しいところですが、それでも南九州の空域をうめる飛行隊がありません。

ですから、次期戦闘機かF-15Jに対艦ミサイル携行能力が欲しいといっているわけです。

木田さんはあれもダメこれもダメとおっしゃりますが、では次期戦闘機は何を採用するか、対艦攻撃機の減少にどういった手を打つべきなのか、どういったお考えを持っているのですか?

また、F-15Jに対艦ミサイル携行能力を付与することについてですが、それが不可能ということと、F-15Eを新規に購入した方が改修費用より安いというあなたの主張は、”2ちゃんねる”がソースというわけですか。

しかもリンク先は示せないと。

そんなあやふやなものでは、あなたの主張が正しいとは認められません。

(韓国軍SEADの話も同様です。)

しかも40億という数字は、対艦ミサイルの携行能力付与のための改修費用ではないのですよね。

 もともと空自のF-4EJには対艦ミサイル携行能力は無かったはずです。

レーダーや火器管制システム、ハードポイントの改修でそれを可能にして現在に至っているはずで、それがF-15Jにだけできないというのは理解に苦しみます。

F-15EのプロトタイプもF-15Dを改修したもので、コンフォーマルタンク3個と500ポンド(Mk-82)通常爆弾を8発搭載して、試験飛行を成功させています。

だったらF-15Jを改修して対艦ミサイルを携行させることも不可能ではないでしょう。

新しく配備される戦闘機のパイロットはF-4から機種転換訓練を受けてもらいます。 パイロット1人養成するのだって億単位の費用がかかるのですから、この人達を遊ばせておいて、新規にパイロットを1から養成するなんてムダすぎます。

もしくはF-15のパイロットをそのまま横滑りさせるかF-2から転向させるのも一案でしょう。 

対艦攻撃任務機の減少を次期戦闘機でまかなうか、F-15Jの改修で捻出するかは、実際の費用の見積もりしだいですが、それは不可能ではないでしょうし、そのどちらかでなくては戦闘機不足となってしまいます。

 それからF-22とF-35のハイローミックスといったのは、例えば戦闘機が十機必要なところ、F-22を十機買う事が出来なかった場合は、F-22を5機、F-35を5機にしろと言う意味です。

ハイローミックスの言葉の意味を正確に理解して使っていらっしゃいますか?

それからF-35を日本が導入する場合間に合わないから、必要ならつなぎとして米軍あたりから戦闘機をリースしろと本文に書いておきました。よく読んでください。

さらに

>米軍もしばらくはF18E/Fに空対艦戦をさせるようですしF-35を非ステルス化してでも攻撃機として運用する事は当分無い

この日本語は「F-35は攻撃機”として”運用する事は当分無い」としか読めません。

「非ステルス化してでも」と強調した上でです。

この表現ではF-35は制空戦闘といった対地・対艦攻撃任務以外の使われ方をするという風に相手に理解されても仕方ないでしょう。

あなたの日本語が間違っているか、F-35への認識が間違っているかのどちらかです。

F-35は制空戦闘機ではありません。 ハープーンを装備している海兵隊のAV-8や海軍のF/A-18の後継機が今のところF-35である以上は対艦攻撃任務をやることは想定されていると考えるのが常識的見方でしょう。

F-35に対艦ミサイルを絶対に積まないならF/A-18やAV-8が退役したらいったいどの機体が対艦攻撃をやるのでしょうか?

F-35が実戦配備につく時には対艦ミサイルは搭載可能になっているでしょう。だったら日本がF-35を採用するのは可能性としてアリです。

もしウエポン・ベイに対艦ミサイルが収納できないのであれば、F-35にしろF-22にしろステルス性を犠牲にして機外装備になるのは仕方ありませんが、それでも対艦ミサイル携行能力があるのと無いのとでは大違いです。

まあアメリカがそんなマヌケな設計をするとは思えません。少なくともF-35のウエポン・ベイに対艦ミサイルは入るでしょう。

 それから中国の自走対空ミサイルですが、HQ7型などは4×4の走輪車両に対空ミサイルが搭載されていて、50t近くある中国軍のMBTより軽いですよ。 自動車が走れる大きさの島なら展開可能です。

中国軍はMBTを最大10両輸送できる大型揚陸艦・YUTHING級やYUKAN級を15隻以上保有しており(ビーチング方式)、その点からしても、すみやかな自走対空ミサイル車両の展開は可能です。

本文にも書いた通り、南西諸島のそれなりに面積のある有人島の被占領も想定して話をしています。 

>海自も毎日パトロールを行っていますから自衛隊にも米軍にも見つからず無傷で上陸と武力占拠をすることは難しいと思います

これもそうですが、安全保障の議論で
「可能性が少ないから大丈夫大丈夫」で話を済ますのはタブーです。

だったら泥棒が来る可能性は少ないから玄関のカギはいらないという話になります。 あなたの家の玄関ドアにカギはついていますよね。

安全保障を考える場合は、最悪の事態を常に想定し、それに対処できるソリューションを考えなくてはなりません。

奇襲を受けてしまった、首相が判断にもたついて防衛出動の発令が遅れてしまったなど、様々な事態に対処しなければなりません。

である以上、自衛隊全体の離島奪還能力、空自のSEAD能力の保有は必要です。

SEADをやらずに、中国軍に占拠された島に対地攻撃・近接航空支援をしに行けば、敵の対空ミサイルによって大切なパイロットを失う危険性が高まります。

ベトナム戦争での教訓です。

また、日本の防衛費が無限でない以上は、必要とあらば複数のミッションをこなせるようパイロットに訓練をつんでもらうしかありません。

空自のパイロットだって空対空戦闘と対艦攻撃の複数のミッションがこなせるように訓練を積んでいます。

空自のパイロットは、別に制空任務専門ばかりとか対地攻撃専門、あるいは対艦攻撃専門ばかりといった事はありません。

求められるミッションによって、対艦攻撃もやるSEADもやるといった具合に、マルチロールでやってもらわなければなりません。

ドイツ軍のトーネード部隊は、コルモラーンを使った対艦攻撃とハームを使ったSEAD任務を兼務しています。

だったら空自にもできるでしょう。

木田さんは戦闘機にしろパイロットにしろたったひとつの任務しかこなせないし、そうでなくてはならないといった先入観が強すぎるのではないでしょうか。

近年、戦闘機のマルチロール化の流れは疑いようのないものになっています。

一機百億円以上かけて導入するわけですから、たった一つの任務しかできないのでは無駄が多すぎるからです。

F-22に対地攻撃能力が与えられたのもそれが理由です。

SEADをやるF-16だってSEAD専用に開発されたわけじゃありません。 対地攻撃もやるし、アムラームで空対空もやる、ハームでSEADもやるわけです。

これがマルチロールです。

実戦例でも、湾岸戦争で対地攻撃にむかったF-16がイラク戦闘機の接近をAWACSから警告され、目視外から空対空ミサイルを発射しイラク機を撃墜、その後空爆ミッションに向かったというケースがあります。

戦闘機のマルチロール化のよい例でしょう。

 時間がないので、偵察などその他の話題は別の機会にでもしますが、最後に

>クロフネさんの考え

>1非ステルス機は駄目

制空権は譲れないのでステルス機の採用が最優先です。

>2でもSEAD&支援戦闘も必要

ええ。

>3そのためには既存の機体を改修し て行えば良い

次期戦闘機が対艦・対地攻撃をやれれば必要無しです。 F-22(対地のみ)にしろF-35(両方)にしろそれは可能。

それが不可能な場合だけF-4の穴を埋めるためにF-15等の対艦ミサイル携行能力付与のための改修が必要となります。

>4その結果防空能力が失われる事も 無い

失われません。 現在制空任務についている戦闘機の数が減るわけではないから。

次期戦闘機を制空任務だけに使うのならはじきだされたF-15を対艦に改修、次期戦闘機が対艦をそのままやれればそれでよし。

>5ステルス機でも対艦攻撃は可能

F-35で可能。ステルス性を犠牲にするかどうかは設計しだい。

>6SEADを行う以上全無人偵察機化が 必要

そんなことは言っていません。よく読んで下さい。

 もし有人機が必要なら現在RF-4EJがやっているように偵察ポッドを積めといっているのです。

現在防衛庁でもF-15の偵察機化を検討していますが、その方式となる予定です。

それに無人偵察機の必要性とSEADの関係はむしろ逆です。

SEADをやらないなら無人偵察機の必要性は増します。

有人機では多数の犠牲者が予想されるからです。

>7新規に非ステルス機を買う事は出 来ない

今さら非ステルス機は望ましいとは言えません。 どうしてもステルス機が手に入らないというなら妥協しますが、そうでないならステルス機が必要だと思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/01/19(木) 04:39:08
  • [編集]

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