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クロフネの防衛力整備計画(その4)

  • 2005/11/10(木) 23:18:14

前回のつづき

 また自衛隊に配備されて30年以上たつ、ベテラン戦闘機として退役がせまっているF-4EJシリーズの後継機種選定も迫っているが、数十年先をみこした効果的な空自戦闘機の再編成も、日本が自国領空の制空権を確保しつづける上で重要な課題である。

F-4の後継候補としてはアメリカ製のF-15E、F/A-18やF/A-22などがあがっているようだが、戦闘機というのは国家にとっては非常に高い買い物で、一旦買ったら20~30年は使わないといけない。 

つまり20~30年先でも有効な戦闘力を維持していなければならず、将来を見越して慎重に機種選定をしなければ、貴重な防衛費を無駄にしてしまうことになる。

 前回で「現代の空中戦において重要なのは、敵に発見されるより先にこちらが相手を発見すること」といったが、その意味で敵レーダーに発見されにくいステルス機が今後の戦闘機の主役となるのは間違い無いだろう。

だから、今さら非ステルス機を買うのは防衛費の無駄であって、F-15EやF/A-18は候補としては問題にならない。

アメリカ自身、F-16やF/A-18、F-15Eといった非ステルス戦闘機の後継として、F-35やF/A-22といったステルス機での代替計画をすすめているのに、日本が今になってF-15EやF/A-18を買ってしまったら、配備してすぐに「やっぱりステルス機にしておけばよかった」となるのは目に見えている。

 現在世界でステルス機として形になっているのは、アメリカ製のF/A-22とF-35だけだが、F-35を日本が買って手元にとどくのは2020年ごろらしいので、残念ながらF-4EJの引退に間に合わない。

そこでF-4EJの後継としてではなく今後の空自の戦闘機全体の更新と再編成をにらんで、
F-15Jの後継としてF/A-22を導入することを提案したい。

そして玉突き式に、F-15Jを改修して転用することで、引退するF-4EJの穴埋めをしたらどうだろうか。

 ここでネックとなるのは、アメリカ空軍最新鋭のF/A-22を日本に売ってくれるのか?という事と、たとえ売ってくれたにしても、F/A-22は日本にとって高い買い物になる可能性があるという二つの点である。

しかし、アジアにおけるアメリカ排除を狙って軍拡を進める中国に対抗するために、戦後最高ともいわれる日米同盟関係を有効活用すれば、アメリカ軍の戦力が手薄な西太平洋を日本がカバーして軍事的バランスをとることができ、しかもアメリカの国防費の節約ともなって、F/A-22の日本への売却はアメリカ側に相当のメリットがあり、可能性はゼロではないと思われる。

また、製造メーカーのロッキードマーチンとしても、アメリカ軍むけにたった200機ちょっとしか生産せず、巨額の投資をして構築したF/A-22製造ラインを閉じて雇用を失ってしまうのは、投資効率が悪いのではないだろうか。

 もし日本へのF/A-22売却にGOサインが出るのであれば、現在日本が200機保有するF-15Jの後継として一対一で交換する必要は全く無い。

日本の制空任務を担う戦闘機の数を3分の2とか半分に減らしてでも、F/A-22を購入・配備する価値はある。

(当然、前回のべたAAM-4携行能力を持たせるため改修をする、F-15やF-2の数を減らすことになる。)

なぜなら、F/A-22がカタログどおりの性能を発揮するのであれば、現在日本が保有する戦闘機2機につき1機の割合でF/A-22と交換しても、戦力は変わらないどころか、むしろアップする可能性さえあるからである。

それでも「F/A-22は高すぎる」「戦闘機の数が少ないと不安」というなら、しばらく後に生産が始まる、より安価なステルス戦闘機F-35と併せて購入し、”ハイ・ロー・ミックス”でいくのもよいだろう。

 もしアメリカから「どうしてもF/A-22は売れない」と言われた場合でも非ステルス機を購入するべきではない。

その場合は、将来生産が始まるステルス戦闘機(今のところF-35しかないが)を購入するとして、それが日本に届くまでの間、アメリカなどで使っていた中古のF-16Cあたりをリースして空自で使用し、ステルス戦闘機が届いてからF-16Cをリースバックすれば、防衛費のムダ使いを防ぐ事が出来よう。

 よって今後3、40年間の近い将来、航空自衛隊が使用する戦闘機は、

A案として、F/A-22、(F-35)F-15J改、
 F-2

B案として、F-35(仮)、F-15J改、F-2

の3機種程度となる。 

もしF-4EJの後継としてF/A-18を買ってしまったら、

F/A-22、<F-35>F/A-18、F-15J、F-2

の4~5機種となって、パイロットの養成と訓練・メンテナンス費用などで防衛費のムダがかさんでしまう。それは避けなければならない。

 ここで「国産戦闘機開発という道はないのか?」とか「F/A-22を買うにしてもせめて日本でライセンス生産を!」といった話も出てくるだろうが、

前者は、日本の財政事情が健全で潤沢な防衛費の使用が許されるというならまだしも、現在の状況をふまえれば現実的ではないし、後者も、アメリカが最高機密のかたまりであるF/A-22のライセンス生産を許すともちょっと思えない。 「やらせてくれたら儲けもの」ぐらいに考えておくべきではないだろうか。

F/A-22を買ったら買ったで、「空対空ミサイルをどうするのか? AAM-4が積めるのか? そうなると火器管制レーダーはどうなる? それともアメリカ製のミサイル・AIM-120”アムラーム”で妥協するか?」といった諸問題も出てくるのだが、それは未来への課題としておこう。

 前述のA案またはB案での空軍力が整備できれば、今後数十年にわたって日本の領空やその周辺空域で日本側が制空権を確保しつづける事は、今の時点でかなり高い確率で可能になると思われる。

また、米ソ冷戦期には空自の最新鋭戦闘機は、まず北海道に優先的に配備されてきたが、それは今現在でも続いてしまっている。 おそらく「中国を刺激してはいけない」という理由からだろう。

しかし日本の脅威がソビエトから中国へとはっきり移った今、沖縄にこそ、空自の最新鋭戦闘機をまっさきに配備しなければ意味が無い。

さきに政府は那覇基地のF-4EJをF-15Jと取り替える事を発表したが、のんびりしすぎている。 F-15用のバンカーの整備もあわせて、一刻も早い配備を済ませて欲しい。


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