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米・中・露の”グレートゲーム”と大量破壊兵器の拡散

  • 2005/09/25(日) 22:22:00

 6カ国協議の先行きが不透明になり、北朝鮮に核兵器開発の放棄をさせることが本当に可能なのか疑問が深まっているが、イランの核開発問題も正念場を迎えつつある。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050925-00000008-san-int


イギリス・フランス・ドイツのEU連合と、イランとの話し合いが不調に終わり、イランの”核開発強行宣言”をうけて、国際原子力機関(IAEA)の場で、この問題の国連安保理への付託が検討された。

 しかし、IAEA理事会では中国・ロシアなどが、イランの核開発に反対するEU連合やアメリカに抵抗し、いったん国連安保理への付託は挫折した。

これによって、IAEAを軸とする世界の核拡散防止システムの機能不全が明らかになり、核軍縮の問題は大きな曲がり角にさしかかっている。

IAEAといい国連安保理といい、国際機関の場において徐々にアメリカやイギリスなど自由世界諸国と、中国・ロシアの独裁国家との対立が浮き彫りになってきており、冷戦期のように、再び各種国際機関が機能不全に陥って、何も決められない状況になりつつある。

 さて、北朝鮮とイランの核開発問題の両方に言える事は、両国の核武装を防ぎたい、アメリカ・日本・EUの自由世界諸国の動きに対して、中国・イランが抵抗し、むしろ核や弾道ミサイルなど大量破壊兵器の拡散に、協力していることである。

 世界最大の産油国のひとつであるイランに、巨費をかけて原子力発電所を建設しようというプロジェクトには、はじめからロシアが一枚かんでいた。

もともと、90年代半ばに成立したロシア原発のイラン売却は、経済的動機が主だったと思われる。

ソ連崩壊直後の経済低迷期に、売るものが何も無かったロシアにとっては、数少ない外貨獲得源のひとつだったからだ。

最近の6カ国協議でも、ロシアは北朝鮮に対して、ロシア製軽水炉原発の輸出を提案している。

 しかし、石油価格高騰でソ連崩壊後、空前の好況にわくロシアにとって、イラン核開発への協力と、IAEAや国連など国際機関での援護射撃の理由は、それだけではなくなってきている気がする。

イランにしろ、北朝鮮にしろ、地域のトラブルメーカーとみられている国である。(少なくともアメリカやEU、日本からは)
こうした国に核技術を供与すれば、より一層、問題は深刻化する。

ロシアはイランに原発を建設し、拒否権という強大なカードを持つ中国と協力して、国際機関でイランの味方をしている。

6カ国協議でも、軽水炉原発による核開発の継続を主張する北朝鮮に対して、中国とロシアは理解を示し、韓国もひきこんで、完全な核開発の放棄を主張するアメリカを孤立に追い込んでいる。

それに、もとはといえば、中国から同盟国パキスタンに流出した核技術が、まわりまわって北朝鮮に流出し、現在の困難な状況をもたらしたのであり、イランがオイルマネーで北朝鮮の弾道ミサイルを購入し、その購入代金が新たな北朝鮮の弾道ミサイルや核兵器開発を可能にしてきた。

 まるで中国とロシアは、アメリカや日本・EUなどを困らせるために、わざと災いのタネをまいているかのようである。

 一方、民主化革命によって誕生したキルギスのバキエフ政権は、アメリカに対して、自国内の基地使用料の増額を要求し始めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050922-00000142-mai-int


同じ民主主義の価値観を持ち、対米重視をかかげたキルギス新政権も、中国・カザフとその背後に控えるロシアという軍事大国にぐるりと囲まれた小国の悲哀とでも言うべきか、中・露からの圧力で、しぶしぶでも”反米姿勢”をみせざるを得なくなっているようだ。

中国のような全体主義国家に隣接する国が、中国より国力が小さいと、どうなってしまうのか痛感させられる。 (ましてや自分から主権を委譲するなどもってのほか)

 これに対してアメリカは、隣国ウズベキスタンの米軍駐留継続を確保すべく手を打ち、コーカサスの産油国・アゼルバイジャンにレーダー基地を建設する予定だという。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050921-00000130-mai-int


http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KCH&PG=STORY&NGID=intl&
NWID=2005092401001244


ユーラシア大陸を舞台にして、アメリカ対中国・ロシアのグレートゲームは、いっそう熱を帯びてきているようだ。

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