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主権を委譲した香港の悲劇

  • 2005/09/09(金) 23:56:08

 8日付の香港各紙によると、ジャーナリスト保護などに取り組む”国境なき記者団”(本部・パリ)はインターネット検索サイト”ヤフー香港”が国家機密漏えいで逮捕された中国紙記者の情報を中国公安当局に提供していたと非難する声明を出した。

報道によると、中国政府による国内メディア統制に関係する情報を、海外ウェブサイトで発表したジャーナリストのインターネット利用情報を、ヤフー香港が中国公安当局に提供し、そのジャーナリストは逮捕されたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050909-00000038-mai-int


 1990年代はじめに、”上からの改革”ではあったものの、香港の民主化は大きく前進し、1992年に香港総督に就任したクリス・パッテンによって、民主化は加速された。

選挙制度の導入や言論・集会・報道の自由、そして立法権と行政権の分立がすすめられ、これによって香港の民主主義は、よちよち歩きをはじめたのだった。

当時、香港の返還と主権の委譲をめぐってイギリスと交渉していた中国は、パッテン総督の民主化政策を、執念深く攻撃したが、パッテン総督はひるむことなく、改革を前進させた。

 そもそも、イギリスとの香港返還交渉において、中国は「返還前の香港の社会・経済制度及び生活様式の維持を50年間保証する」という、いわゆる”一国二制度”(それは香港の憲法とも言うべき、”香港特別行政区基本法”の第5条でも明記されている)と”港人治港”(香港は香港人が治める)を約束した。

 そして1997年7月、香港の主権はイギリスから中国へと委譲されたわけだが、”一国二制度””港人港治”はあくまでもタテマエであって、香港の民主主義は、北京の共産党政府によって、静かに、しかし着実に骨抜きにされていった。

 香港の主権を手に入れた中国は、さっそく香港の政治制度に手をつけ始める。

まず、香港の大統領ともいうべき行政長官に、親中派の董建華氏をすえて、行政長官の政策諮問機関として設置されている行政会議のメンバーも親中派で固めた。

行政長官は、今現在も香港市民が直接選挙で選ぶことは許されていない。

さらに、行政会議のメンバーは、香港の国会にあたる臨時立法会(現・立法会)の議員を兼任しており、パッテン総督がすすめた、行政権と立法権の分立を破壊するものであった。

1998年5月に実施された、第一期立法会選挙(国会の選挙にあたる)では、職能団体別選挙の有権者数を、パッテン総督時代に行われた95年選挙の約270万人から約20万人に激減させるとともに、直接選挙をパッテン時代の小選挙区制に代えて、弱小政党に有利な比例代表制に変更させた。

これは、多数派の民主派政党、”民主党”の力をそぎ、不人気な親中派政党である”民主建港連盟”や”自由党”を助けるためだったと言われている。

そして今まで届け出制であった集会やデモも実質的な許可制として、「中華人民共和国の領土保全及び独立自主など国家の安全のため」には、結社やデモを禁止できるようにした。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/
area/hongkong/97/q_a2.html


 こうして香港は、中国共産党による香港支配が脅かされない程度なら、選挙やデモ、言論の自由を認めるが、

今回、ヤフー香港に密告されたジャーナリストのように、中国共産党の支配に異議を唱えたり、中国の香港支配体制にちょっとでも手を触れると、たちまち逮捕されたり、圧力や経済的な不利益を受けるような、みせかけだけの民主主義体制になってしまった。

イギリスから中国へ主権が委譲されたために、アジアでは先進的な社会を持つ地域の一つだった、香港の民主化の時計の針が、巨大で遅れた途上国・中国によって逆転させられているのである。

 日本がもし、中国に主権を委譲するような事が現実となれば、香港でおきた悲劇が日本でも起こるだろう。

私達日本人の選挙権は奪われて、中国共産党が日本人の未来を決定するだろう。

中国のやり方に反対する、ブログのようなネット言論も、ヤフー香港がやったように、たちまちIPをさらされて逮捕され、絶滅させられるのは、間違い無い。

日本の民主主義の時計の針を逆転させてはいけない。

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>日本がもし、中国に主権を委譲するような事が現実となれば~

民主党等が推す「外国人参政権」の付与が、安易に認められれば日本は他国に乗っ取られます。
考えるだけでゾッとします。
日本政府は、参政権を認めた場合の”恐怖のシミュレーション”を国民にしっかり知らせるべきでしょう。香港どころではないということを。

  • 投稿者: 東京
  • 2005/09/10(土) 02:27:03
  • [編集]

東京さん2

>日本政府は、参政権を認めた場合の”恐怖のシミュレーション”を国民にしっかり知らせるべきでしょう。

なんとか日本の子供達や孫の世代に、主権つまり日本人が自分達の将来を自分達で決める権利を、無事にバトンタッチしたいものです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/09/10(土) 09:37:37
  • [編集]

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