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ハリケーンと日本の主権

  • 2005/09/05(月) 23:41:02

 アメリカ南部を直撃した、超大型ハリケーン・カトリーナと、それに伴う洪水などが原因で、一説に数千人の犠牲者を出すという、アメリカ史上最悪の自然災害が現在おこっている。

ハリケーンの被災者や洪水の犠牲になった皆さんには心からお悔やみ申し上げると共に、1日も早い復旧を祈るばかりである。

 さて、今回のハリケーン災害は、まず被害の規模の大きさに驚かされたが、無政府状態となった被災地で、住民による大規模な略奪行為が発生した事にも驚かされた。

http://news.goo.ne.jp/news/
asahi/kokusai/20050901/
K2005083103360.html?C=S


実際に略奪行為におよんだ住民の一人は「生き延びるためには仕方が無い」とTVのインタビューに答えていた。

確かに、救援隊の派遣が遅れ、食料や生活物資の配給も無いなかで生き延びるためには、致し方ない面もあるだろう。

 しかし、略奪行為は、宝石店や電気店など、当座の飢えをしのぐのに必要な物とは関係の無い、金目のモノまで略奪されているから、すべての略奪行為をそれで正当化するのは、ちょっと無理があるのではないだろうか。

ただ、略奪行為に参加した人々の多くは、アフリカ系アメリカ人だったこともあり、”人種差別主義者”のレッテルを貼られることを恐れて、彼らのそうした行為を批判することは、アメリカ社会ではタブーとなっているようである。

 こうした略奪行為をまざまざと見せつけられて思うのは、「国家や警察・法律(主権と言い換えても良いだろう)が無くなると、人間社会というものはどうなるか」という事である。

アメリカ南部被災地での略奪行為が、やむを得ないものだったか、それとも絶対にやってはいけないものだったかはともかく、ふだん市民に法律を守ることを強制する警察がマヒ状態に陥った事で、市民同士が突然、生活物資を奪い合う戦いをはじめてしまったという事実は、世界中の多くの人が目撃した、動かしようの無いものである。

しかも、銃を持つ強者が銃を持たない弱者を撃ち殺して飲料水を奪うといった、悲劇も起こっているようだ。 まさに、強いものが報われ弱いものが罰せられるという、弱肉強食の世界が展開しているのである。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050901-00000015-yom-int&kz=int


 もし日本が大規模災害に見舞われても、アメリカのような銃撃戦をともなう大規模略奪が起こる可能性は低いかもしれない。 しかし、住民の避難が終わった被災地での空き巣狙いは、新潟や三宅島などで何件も起こっている。

 私達日本人の平和な市民生活というものは、決して、何もしなくても始めからそこにあるものではなく、

国家がしっかりと存在して主権を行使するために、軍隊が国を守り、それによって警察がうまく機能して、市民全体に法律を守らせることによって、はじめて平和な市民生活が確保されるものであること、

そして国家や法律、それらを守る軍隊と警察(ひっくるめて主権と言い換えても良い)のありがたさを痛感させられる。
 

 日本では民主党などの左翼リベラル勢力や”進歩派知識人”といった人々が、国家や軍隊・警察を悪と決めつけて、それらが無くなれば、世界市民による”地上の楽園”が出現するかのような妄想を、しばしば垂れ流しているが、

彼らの言うとおりにして、国家や軍隊・法律や警察を廃止する(つまり主権を失う)といった愚かな事をすれば、人間社会は世界中の人々が目撃したように、アメリカに突如として出現したような”地上の地獄”へと転がり落ちていくことになるだろう。

 また、「自衛隊を廃止したら外国に侵略されて、外国の軍隊がどうどうと日本に入って来るじゃないか」と批判された左翼リベラル系の人々は、「だったら日本人は、外国軍に降参すればいい」と反論することがある。

しかし彼らの言う通り、「武器を捨てて降参さえすれば、平和な市民生活が戻る」と思ったら大間違いである。

アメリカで銃を持つ強者が銃を持たない弱者を撃ち殺して飲料水を奪うといった悲劇が起こっているように、銃を持つ強者としての外国の兵士が、銃を持たない弱者としての日本国民から、食料や財産、いや日本人の命さえも、力ずくで略奪していくだろう。

歴史をふりかえれば、国家が無くなり、法律や警察や軍隊が無くなること(主権を失うこと)によって、このような悲劇が何回も起こってきた。(それはたいてい、その国が戦争に負けた時や、内戦が勃発した時に起こる)

「国家や軍隊、警察を無くせ」などと言う人々は、そのような歴史の教訓をすっかり忘れ、洞察力も想像力も失った人達であると言わざるを得ない。

ましてや、民主党の、主権、つまり日本国民が国家や法律・警察を持つ権利であり、日本人が自分達の将来を自分達で決定する権利を、外国にあげてしまうべきだといった主張は、日本を”地上の地獄”にする、自殺行為に他ならない。

 今、中国では政府が決定した工場やダムの開発計画によって、強制的に住む所を追放された人々が、首都・北京やその他の大都市に殺到して政府に直訴するといったような事が、深刻な社会問題になっている。

http://www.toonippo.co.jp/
tokushuu/danmen/danmen2004/
0306.html


http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/
html/d49388.html


しかし、家や土地を奪われた人々が、裁判で土地を取り返そうとしても、独裁権力を握る共産党が裁判を起こす事さえ許さないし、たとえ、裁判が起こせたとしても、土地を奪った企業が裁判官にカネを握らせて、無罪を勝ち取ってしまうという結果に終わるのが、関の山である。

 民主党が主張するように、アジアに日本の主権を委譲すれば、それがたとえば中国だったら、日本でも同じ事が起こるということである。

その場合は中国が日本の主権を行使し、中国政府の決定にしたがって、日本人が自分の土地を強制的に追われ、日本人が中国政府に抗議をすれば、中国の兵士によって容赦無く撃ち殺され、戦車にふみつぶされるだろう、天安門事件のように。

「独裁国家・中国で生きていく」ということは、「日本人ひとりひとりの将来を、自分達で決めることができない」ということであり、「それに対して不満を言ったり、抗議したりする権利さえ失う」ということだ。もちろん全ての日本人から選挙権が奪われる。

そうなってから、日本人が日本の主権を持つ、つまり日本人が自分達の未来を決める権利を持つことのありがたさが、わかったとしても遅いのである。


主権というものは空気のように、多くの日本人にとって、普段はほとんど意識されないものだ。 しかし、空気が無くなれば人間が即死する事を忘れてはいけないように、主権のありがたさを日本人は絶対忘れてはならない。

民主党が主張するように、日本の主権を誰かにあげてしまうなど絶対に許されることではないのである。

----------------------------------------

正義の力から、力の正義が取り上げられる日など、私は見たくない。

ウインストン・チャーチル



自由と独立は我々の財産の中で最も尊いものである。
自由と独立は断じて与えられるものではない。
自由と独立は絶えず守らねばならない権利であり、言葉や抗議だけでは決して守ることができないものである。
それは手に武器を持ってはじめて得られるものである。

スイス政府編纂”民間防衛”より


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日本の場合

中越地震の時は“震災ドロボー”避けに被災住民が自警団を結成したりして頑張ってましたね。
日本の災害は大きく分けると「大規模都市型災害」と「大規模地方災害」に分類されると思います。
地方の場合隣近所の付き合いが保たれている場合が多いので、犠牲者の確認や物資の配給などが比較的スムーズに行われると思います。
都市型災害の場合被災者同士の連携がなく、都市生活者の孤立を招く恐れがあります。
いずれにせよ利他の精神が問われると思います。

日本人のモラルを今一度向上せしめる教育が必要でしょう。
韓国の儒教原理主義のおかげで儒教=狂信的、アブナイ等誤解が広まっていますが、孔子の教え自体は非常にマトモです。
「利によりて行えば怨み多し」等。
中国の古典は東洋の歴史や思想を学ぶ為にも更に親しむべき書物だと思います。
漢民族の狡猾さに打ち勝ち、仁の心を学ぶことは日本人が東アジアで生き残るためのひとつの手段でしょう。

  • 投稿者: 鈴之介
  • 2005/09/06(火) 01:05:14
  • [編集]

>日本の場合

>日本の災害は大きく分けると「大規模都市型災害」と「大規模地方災害」に分類されると思います。

災害の解説ありがとうございました。

中越地震でも自警団を組織して住民自ら治安維持に努めていたとは知りませんでした。

>孔子の教え自体は非常にマトモです。

どの宗教にしろ哲学にしろ、だいたい似たようなもので、よく川に例えられます。

水源地(創始者)では限りなく透明だった水(思想)も、水源から遠くなればなるほど汚く濁ってくる...

ただ一点だけ、中華思想・華夷の別だけは孔子大先生といえども賛成できません。

>中国の古典は東洋の歴史や思想を学ぶ為にも更に親しむべき書物だと思います。

中華思想にだけ注意して、それを除去すれば、大賛成です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/09/06(火) 23:08:19
  • [編集]

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