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特集 日韓国交正常化交渉の裏側(その1)

  • 2005/08/07(日) 23:29:36

 最近(2005年6月18日)NHK・BSで、1965年の日韓基本条約締結に至るまでの、14年間の日韓国交回復のための外交交渉の裏側をとりあげた番組・”日韓条約”が放映された。

 韓国政府が公表した各種公式文書や、当時、韓国側で外交交渉の陣頭指揮をとった金鍾泌・元首相の証言など、貴重な資料が数多く紹介されていた。

そこで、番組の中でとりあげられた貴重な資料や証言のうち、クロフネがこれはと思ったものを中心に要約して紹介しつつ、一部公開された日韓交渉の裏側をみていきたいと思う。

(よって、ここで紹介した各人の発言・資料の全てが一字一句同じではないことを断っておく)

 日韓国交回復のための交渉は、李承晩政権時代の1951年から始まった。

李承晩政権時代の第1~3次交渉は結局決裂することになるが、その原因の主なものは20億ドルの請求(番組では根拠不明)を主張した韓国側に対して、

半島から日本へ帰国する際に、韓国側が没収した日本人引き揚げ者の現金・預金や有価証券などを含む個人資産の返還を日本側が要求すると、

韓国側が「韓国の請求権は認められなければならないが、日本側の請求権は認められない」という全くムチャクチャな、ダブルスタンダードの要求をしてきたことがまず一点。

さらに韓国側が「植民地支配を受けた36年間の賠償もしろ」と主張したのに対して、

日本側の久保田貫一郎主席代表が、今から述べることはオフレコの発言であると断った上で、「日韓併合は負の側面ばかりではなく日本は朝鮮半島の工業・農業基盤を整備し、日本は年間二千万円も朝鮮半島に持ち出した時もあった。それならば日本もそれらの請求権の行使を要求する。」と発言すると、

韓国側は「日韓併合さえなかったら、韓国は独力で近代国家を築いていた」と反論、韓国外交官が、オフレコという約束を破って韓国マスコミに久保田代表の発言を意図的にリークして大騒ぎとなった、いわゆる久保田発言事件が発生したのが、二点目であった。

韓国側は、”久保田発言”を撤回しろと要求したが、「日本の投資が朝鮮半島近代化に貢献したのは事実であるし、間違いのない発言を撤回することはできない。」と言って久保田代表が韓国側の要求をつっぱねた。

 日韓の対立は反共政策上好ましくないと考える、アメリカ・アイゼンハワー政権が、韓国には李承晩ラインの即時廃止を、日本側には”久保田発言”の撤回を要求して圧力をかけたが、結局日韓交渉は物別れに終わった。

 そもそも日本から朝鮮半島に持ちこんだ日本の政府・民間人の資産は、朝鮮の人々から奪ったものではないから、”植民地統治の搾取”とは関係のない、日本側の正当な資産である。

さらに「久保田発言は植民地支配の正当化だから間違っている」といった反論も全く関係のないものであって、日韓併合が正しかろうが、間違っていようが、どちらにしても日本が半島に持ちこんだ資産が消えうせてしまうわけではない。

イギリスのインド植民地支配が終了したときも、在インド・イギリス人資産は各個人に返還されたし、香港統治が終了しても、HSBC(香港上海銀行)やキャセイ航空といったイギリス系企業の資産が中国に没収されることはなかった。

よって日本に請求権があるのは明らかであり、本来ならそれらは日本側へ返還されるべきなのは当然の論理的帰結であるが、「日本の請求権は認めないが、韓国の請求権は認めろ」というムチャクチャで破綻した論理ばかりをふりかざし、

さらに外交交渉におけるオフレコの発言を、韓国マスコミに意図的に流すなど、当時の韓国人外交官のでたらめぶりには驚かされた。(いや現在もたいして変わっていないが)

 また韓国側の「日韓併合さえなかったら、韓国は独力で近代国家になっていた」という反論も、それ自体が全く無意味なもので、

まさに韓国が独力で近代国家を建設・維持する能力が無かったからこそ、日韓併合を拒むことができなかったのであって、韓国側の「日韓併合さえなかったら~うんぬん」という命題それ自体がそもそも成り立たないのである。

もちろん、仮に韓国側の主張が正しかったとしても、日本が半島においてきた資産がいまさらゼロになるわけではない。

 オフレコの約束を破って恥とも思わず、国家間の平等互恵の原則や論理的な議論にもとづく交渉さえ通じない韓国外交官に応対した久保田代表も、さぞかしご苦労なさったことだろうと思う。

久保田代表は、国益を踏まえて一本筋の通った主張をする骨太の職業外交官という印象を強く持ったし、国会や世論の大半も久保田氏を支持していた。

当時は戦前の記憶が正確に残っていたのか、まだまだ日本の世論が健全だった時期と言えるだろう。

次回へ続く

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