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危険な仏・独の中・露接近

  • 2005/07/04(月) 23:21:58

 中国と反米主義を前面に打ち出した「二十一世紀の国際秩序に関する共同宣言」に調印したばかりのロシアのプーチン大統領が、

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050702-00000008-san-int


イラク戦争に反対するフランス、ドイツの両首脳とカリーニングラード近郊で会談、プーチン大統領は戦争で生じた亀裂を忘れ、イラク安定化に協力するよう国際社会に呼びかけた。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050704-00000010-san-int


http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050704-00000246-kyodo-int


 イラク戦争以後、EUのうち、特にドゴール主義をかかげ、長年にわたって超大国・アメリカの一極世界を快く思っていなかったフランスには、中国・ロシアと協力して、アメリカの独走体制を阻止しようという意図が見えるし、ドイツのシュレーダー政権もフランスのそうした姿勢を支援し、中・露への接近を強めてきた。

ガリレオ計画でEUと中・露が協力し、EUが中国に対してハイテク兵器の売却を熱心にすすめているのも、そうした戦略の一環である。(幸い日・米の反対で兵器売却は今のところ不可能になっている)

 フランス・ドイツのアメリカ一極化阻止と世界の多極化戦略それ自体は充分理解できるが、そのために自由主義のEUが、独裁国家であり覇権主義的傾向を強める中国・ロシアと手を組もうというのは、いきすぎたマキャベリズムだと言わざるを得ない。

第二次世界大戦のとき、日・独・伊枢軸に対抗するため、米・英は独裁国家ソビエトに手厚い援助を与えた。

アメリカは長距離爆撃機製造のノウハウを、イギリスは実用化されたばかりのジェットエンジンの技術をソビエトに与えたが、第二次大戦が終わると、ツポレフ戦略爆撃機やミグ15ジェット戦闘機を擁したソビエトは、米・英を含む自由主義世界にとって恐るべき敵として成長したのであった。

これこそ、「いきすぎたマキャベリズムがどのような結末を招くのか」のよい教訓ではないだろうか。

 唯一の超大国・アメリカに自制をうながしつつ、自由主義のEUが独裁国家と手を組むといった過ちを犯さないよう、再考をうながす必要がある。

そしてアメリカとEU間の深刻な対立を防ぎ、自由主義陣営の結束が維持されるよう両者の仲を取り持つ公正な仲介者が今、世界に求められている。

 本来ならその役目は日本がうってつけのはずだ。

EUの外交面でのリーダーのひとりであるフランスのシラク大統領は、日本人を相手に相撲や日本の美術について何十分も自らの見識を披露するほどの親日家である。

日本が真摯になって説得すれば、「悪魔に魂を売ること」だけは充分防ぐことができるはずだ。

(シラク大統領の任期が切れるまでに、説得を完了しなければならない。 なぜなら次のフランス大統領候補の有力な一人と目されるサルコジ氏は、どちらかというと中国にシンパシーを感じ、日本に対してあまり良い印象を抱いていないためである)

しかし世界規模での戦略構想を持たず、いや自国の外交そのものに、何らかの一貫した方針・基準も備えず、次から次へと起こる外交案件に、いきあたりばったりで対処していく日本政府には、そのような発想すら浮かばないようである。

これは、日本国民にとっても世界にとっても不幸である。

 今こそ日本がアメリカ・EUの仲介者となり、日本-アメリカ-EUの自由主義三極の結束を図らなければならない。

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モラル無き時代のオフサイド

国連改革特に常任理事国再編成で、米国にG4案を否定されてドイツやインドには厳しい状況となっている。今後も鍵を握るアフリカ諸国の支援を得る為に工作すると言う。カリーニングラード*でのシュレダー首相に対するプーティン大統領の全面支持はどうしたことかと訝る。しかし

  • From: Wein, Weib und Gesang |
  • 2005/07/20(水) 04:52:05

この記事に対するコメント

環境、軍事、人権、エネルギーetc。。。中国も問題山積ですね。いずれ中国共産党はいずれ破綻するように思いますが、それを待っていては世界中がおかしくなりそうです。牽制しつつも中国によろこんで協力できるようにしたいですが、現状ではとてもじゃないですがそんな気にはなれません。日中関係の「平和的改善」はほぼ不可能じゃないのか?と思います。
先日の「報道2001」という番組を見ました。桜井さんの先鋭ぶりは素晴らしかったのですが、それ以上に中国人の学者の論理の破綻にはある意味安心しました。「なんだこの程度か」と(笑)。あのレベルの教授自体「釣り」じゃないかと思えるほどでした。
むしろどうにかして中国の援護をしようと頑張る野田さんのほうがよほど日本にとって脅威だと感じました。

  • 投稿者: コリコリ
  • 2005/07/05(火) 10:19:56
  • [編集]

コリコリさん

>中国人の学者の論理の破綻にはある意味安心しました。「なんだこの程度か」と(笑)。

中国人の論理能力は政府首脳陣もふくめて低いです。しかし、「だからどうした?文句あっか?」と開き直ってくるのも中国人でして...

またそのような中国人を論破できないほど交渉力が無いのが日本の政治家+外交官でして...

たびたびチャーチルの言葉をひくのですが、

「一番やっかいなのは、有能な敵ではなく、味方の勤勉なバカである。」

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/07/06(水) 00:22:41
  • [編集]

外憂内患(逆?)極まれりですよね。
某所で紹介されてたのを見つけました。
http://usam.blogtribe.org/entry-3ed13d8da53c34db25887aced6dcddcc.html
読ませていただいて涙が出ました。以前クロフネさんがエントリーしてた在外外交官たちが頑張ってるという話も、一時的な火消しではなく、継続して(おそらく未来永劫)布教に努めていただきたいところです。

  • 投稿者: コリコリ
  • 2005/07/06(水) 01:11:09
  • [編集]

コリコリさん

日本人留学生のお話、拝見しました。

これまでの日本の指導者が、「韓国の言うことは、間違っているけれども反論はせず、とりあえず謝っておこう」という、ひきょうな態度を続けてきたツケがこうして日本国民に回ってくるわけですね。

外交官の活動も大切ですし、日本の首相が公開討論で韓国の大統領を論破すれば、こんな馬鹿げた事はだいぶおさまると思うのですけど。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/07/07(木) 22:33:23
  • [編集]

TBの返し有り難うございました。ロシアに関してはEUによる包み込みしかないと思うのですが、中国は難しいですね。ハッキリした戦略は見えません。

現ドイツの対中政策は批判されるべきもので、選挙後の変化が注目されます。しかし中国市場における日本の一人勝ちを防ぐ為の方策は十分に採られる筈です。

  • 投稿者: pfaelzerwein
  • 2005/07/21(木) 13:50:25
  • [編集]

pfaelzerweinさん

ごあいさつが遅れて申し訳ありません。こちらこそTBありがとうございました。

>現ドイツの対中政策は批判されるべきもので、選挙後の変化が注目されます。

SPDからCDUに政権交代が起これば、ドイツの対仏・対米・対中外交に変化がおこりそうですね。

個人的にはCDU政権登場を期待しているのですが...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/07/22(金) 01:27:04
  • [編集]

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