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ナショナリズムと理想

  • 2005/05/30(月) 23:11:00

 EU憲法の批准の是非をめぐって29日に行われたフランスの国民投票は、賛成45%、反対55%の大差で反対票が上回り、憲法批准は否決された。

http://dailynews.yahoo.co.jp/
fc/world/european_union/


 第2次大戦以降、”ド・ゴール主義”をかかげ、大陸間弾道弾や核ミサイルを搭載した原潜などの配備による核抑止力と、空母”クレマンソー”や”シャルル・ド・ゴール”を中心とした、空母機動部隊による世界規模での通常戦力の投射能力の維持という二本柱による、自前の安全保障システムを裏づけとして、アメリカの自由世界の一極支配に反対し独自外交を貫いてきたフランス。

その国益最優先のフランスの外交姿勢は、「国益のためにフランスという国家が存在する」とまで言われた。

その意味で「あのフランスが、そしてフランス国民がEU憲法を批准するようなことがあるのだろうか?」「フランス一国の利益を犠牲にしても、EU全体の利益を優先させることがあるのだろうか?」とクロフネは注目していたが、結果は”ノン”だった。

 ”ノン”の理由としては、EU統合の進展に伴って、東欧から賃金の安さを苦にしない労働者がフランスに多数流入して、フランス国民の失業率を悪化させる懸念があるからだそうだが、EU統合の理想より、フランスの国益・ナショナリズムの方が今回は勝利をおさめたということだろう。

これをみると、EUのように自由民主主義・キリスト教といった価値観が非常に似通った国々の集まりでも、各国が主権を返上して共同体をつくるような事が容易でないということを痛感させられる。

今後ともEUは統合への努力を続けていくだろうが、EUの理想と一国の主権・国益・ナショナリズムのせめぎあいも続いていくのだろう。


 話は変わって、例の”谷内外務事務次官の舌禍事件”であるが、韓国側は、求めていた日本政府の谷内事務次官への処罰が無かったにもかかわらず、来月の日韓首脳会談を「大局的見地に立って」予定通り行うとした。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050530-00000216-reu-int


 あたかも韓国が日本にケンカを挑んだら返り討ちにあって、ボコボコにされながら「今日はこの辺にしといたるわ」と言い返すという、吉本新喜劇のべたべたのお笑いを外交の舞台で素でやって、世界の失笑を買ったかたちとなったわけだ。

だいたい日韓首脳会談自体、韓国のノ・ムヒョン大統領が何より望んでいる事だ。 

”大国・日本の首相と渡り合える韓国のリーダー”を演出して支持率をあげたいのである。

日本の田舎の村長が、「小泉首相がおらが村を訪問しに来てくれたので、なんとか自分と小泉首相が握手しているツーショットの写真をマスコミに撮らせたい」「その写真を村の広報の表紙にのせて、自分のイメージアップと二選・三選をはかりたい」と考えるのと大差ない。

 それはともかく、韓国側の集団ヒステリーにうろたえた町村外相が、谷内次官を注意して、谷内次官に”遺憾の意”を表明させたのは、本当にみっともなかった。

谷内次官の韓国に対する諫言は、まことに勇気ある正論であるし、それを上司である外相が、かばってやらなくていったいどうするのであろうか。

こんな事では、ただでさえ”事なかれ主義”の事務方が、ますます”事なかれ主義”になって、外国に言うべき事も言えなくなる。

この問題に対して細田官房長官までうろたえて、オフレコの話をリークするような韓国の誠実さに欠ける対応を非難するどころか、「町村外相が谷内次官を注意したから問題無い」と事なかれ・泣き寝入りと問題の先送りに終始している始末。

 対韓外交で一番いけないのは、「こちらは悪くは無いけど、相手がカッカしているから、とりあえず謝っておこう」という卑屈な態度であるということがま~~~~だわかっていない。

両人とも学習能力がゼロであるらしい。

以前にも述べたが、時代も国民もこういうシャンシャン総会型の政治家は全く必要としていない。

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フランス国民投票でEU憲法条約が否決

仕事を中心に年に10回ぐらいは海外に行くのですが、ヨーロッパとは全く縁がなく、大学の卒業旅行以外に訪問経験がない私です。(それでもしっかり英国滞在3日で献血禁止ですが(笑))そんなこともあって、単一通貨ユーロも見たことありませんし、もちろん使ったこと

  • From: 社長の本音日記 |
  • 2005/05/31(火) 06:49:30

この記事に対するコメント

再投稿(笑)

いきなり画面が白くなったので拒否されたかと思いました(笑)
外務省のHPに「谷内さんGJ」ということで、政府を挙げて援護すべしという旨のメールを送りましたが、残念ながらパスされたようです。
細田氏はもう論外。スポークスマンとして語れることは限られてるのかもしれませんが、それにしてもガッカリですよね。語り口調に迫力もないし。もっとストレートに話してくれる人がああいう職に就くべきだと思います。

  • 投稿者: コリコリ
  • 2005/05/31(火) 02:20:34
  • [編集]

>再投稿(笑)

お手数をかけまして申し訳ありませんでした。

>外務省のHPに「谷内さんGJ」ということで、政府を挙げて援護すべしという旨のメールを送りました

コリコリさんもGJ!

>細田氏はもう論外。スポークスマンとして語れることは限られてるのかもしれませんが、それにしてもガッカリですよね。

しかし、前任の福田前官房長官といい、なぜか官房長官のポストにつく人は、ことごとく小泉首相と対立して、日本政府ではなく中国政府のスポークスマンみたいな人が多いですよね。

単なる偶然なのか、はたまた...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/06/01(水) 00:08:50
  • [編集]

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