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第10回 近代日本の対朝鮮外交 (最終回)

  • 2005/05/19(木) 22:10:40

(全8回にわたって、朝鮮の開国から日韓併合にいたるまでの、日本の対朝鮮外交をみてきた。

その間、日本の一貫した戦略は、ロシアなど列強による朝鮮半島の植民地化を防止し、独立を維持させて、それによって日本の独立と安全を守るというものであった。

そのために、日清・日露の両戦争を日本は戦い、20万人の死傷者の血の犠牲と当時の金額で約22億円の戦費をもって、朝鮮の独立を守った。

 しかし、国力を充実させ自力で独立国となれるチャンスを、朝鮮は日本から何度もプレゼントされながら、

朝鮮による、西欧近代文明とそれをとりいれ明治維新をなしとげた日本に対する蔑視、国際社会の現実への無理解、私利私欲に目がくらんで自らの利益のために朝鮮の独立と近代化を売り払う朝鮮のリーダー達が原因となって、そのチャンスをことごとくドブに捨てた。


 当時は、自力で独立を維持する能力の無い国が存続して”真空地帯”を形成するようなことが許されない帝国主義の時代である点が、現代世界と決定的に違う。

そして「”真空地帯”が少しでもできれば、すぐさま他の強国が侵略して、それを埋めようとする」という力学が支配する世界であったのだ。

多くの日本人はこの理解が決定的に不足している。


 もはや日本のリーダー達に残された選択肢は、あくまでも朝鮮の自主性に任せ<=それはロシアなど列強の植民地化を意味する>その結果、朝鮮とともに日本も独立を失い、帝国主義列強の植民地となって彼らに隷属するか、

日本が朝鮮の自主独立を踏みにじっても、日本の独立を守るかの二つに一つだった。

そして明治の指導者たちの決断は後者だったのだ。

 安全な現代から過去を裁いて「朝鮮という他者を犠牲にして、日本が助かろうとするなんて」と非難する人がいるかもしれない。

もちろん現代の価値観からすれば、他国を併合して独立を奪うというのは許されないし、日韓併合が正しかったとは言えない。

しかし、例えば暗殺者集団につかまって「Aというヤツを暗殺して来い。もし失敗したら死ぬのはお前だ」と脅迫されて、「他人を犠牲にしてまで、自分が助かろうとは思わない」と自らの死を選ぶ勇気のある人間がこの世に何人いるだろうか?

そんな我々が、軽々しく明治日本を裁くことができるだろうか?

 「歴史にifは無い」とはよく言われるし、意味の無い仮定かもしれないが、もし日本の独立が保障されるのであれば、日本が朝鮮半島情勢に介入して買わなくてもよい恨みをあえて買う必要は無かったと思われる。

その場合は”露清戦争”が勃発するかして、朝鮮はロシアの植民地になっていた可能性が高い。

ロシア領”コレーツ”では、”野蛮な漢字”は廃止されてБЖИなどのキリル文字に取って代わられ、人々は儒教からロシア正教会に改宗の上、アレクサンドル・キムとかイワン・パクのように改名していたかもしれない。

現代になっても朝鮮半島全体が、北朝鮮のような貧しい途上国レベルにとどまっていた可能性も高いだろう...。

 韓国の歴史教育は、「古代より先進国で、後進国の日本に援助してきた朝鮮半島が、当初から侵略の意図を持っていた日本によって併合され、その収奪の結果、韓国は後進国になったのだ。だから日韓併合さえなかったら韓国は自力で近代化できたのだ。」という荒唐無稽なフィクションを韓国の子供たちにふきこんでいるが、

それが事実無根・夜郎自大・負け惜しみもいいところであることが、このシリーズでおわかりいただけたと思う。

 さらに韓国側は、日本があたかも経済的収奪のために韓国を侵略したかのように言っているが、

1934年(昭和9年)までに”植民地統治”に要した費用は、日清・日露両戦争や韓国駐留軍の維持などに当時の金額で約60億円、

しかし、”植民地統治”で得た収益は20億円しかなく、ロシアと戦って国家滅亡もありうる一か八かの戦争をしたわりには大赤字だった。 よって韓国側の主張になんら根拠はない。

日露戦争統計

韓国がそのような歴史教育を改めない限り、歴史観を共有するなんてことは不可能だろう。

 日韓併合後の日本による韓国統治であるが、産業・交通・エネルギーインフラ整備に官民の資本を投下し、韓国の近代化に尽力したことは否定できない事実である。

それはもちろん、日本の国益のためもあって行われたのであり、「だから日韓併合が正しかったのだ」とか「韓国人は感謝すべきだ」とは思わない。

しかし韓国の近代化に日本が貢献したという事実が消えるわけではない。

 また、列強の中でも日本自身が後進的な貧しい工業国であったので、韓国統治に伴う失敗・悲劇はあったと思う。

それについては、1965年の日韓基本条約で、日本の半島における財産(現在の価値に換算して約17兆円)放棄と5億ドルの経済援助をもって、両国合意のもとに和解が成立している事実を忘れるべきではない。

最後に、日本の対朝鮮外交の歴史から教訓を導き出すとすれば、

自由と独立は断じて与えられるものではない。

それは絶えず守らねばならない権利であり、言葉や抗議だけでは決して守ることができないものである。

自由と独立は手に武器を持ってはじめて得られるものである。

<スイス政府編・民間防衛より>

ということであろう。

韓国ではしばしば、日本が今にも韓国侵略をはじめるかのような主張をして、集団ヒステリー状態になったり、一部の日本人もそれを真に受けて大騒ぎしたりするが、日清・日露戦争や日韓併合の正しい因果関係を理解して、歴史の教訓を正しく学んでいないからそうなるのである。

 日本が再び日韓併合をおこなうようなことは、まずありえない。

それは、戦前と違って、韓国がかなりの水準の軍事力を保有しているからであり、たとえ韓国が反日国家に征服されたとしても、現代では日本の安全保障が死活的に危険にさらされるということがない。

よって日本が朝鮮半島を守るために反日国家と戦い、日韓併合を行う必要性がみじんも無いからである。


これで第1部を終了とする。

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この記事に対するコメント

敬読しました

いよいよの労作ですね、文章も解かり易いし賞賛の一語に尽きます。ただ私とは少しだけ認識の相違が有ります。クロフネさんは勝海舟先生の三邦合邦論を御存知でしょうか、これは勝海舟先生が咸臨丸で渡米した辺りで確信したらしい論理で明治政府の高官も魅了したらしい(記憶や出典が曖昧ですみません、何しろ馬鹿なもので)ですが、これから世界の覇権を目指して日本に侵略の魔手を伸ばすであろうアメリカに対して、経済的軍事的領土的に対抗するには、日本台湾朝鮮が仲良く対等の合邦国(アメリカの独立性が強い合衆国制の独立性を更に強くした制度で解釈は良いかと思いますが)に成ろうという説を主張した点です。この三国地域を合わせると、市場規模人口規模軍事資源等で当時の先進国に対抗できる独立経済生存権を確立できると推論したものです。一部の批評家には勝海舟は結局幕府の生き残りで結局実現しようとした事は日本主導の大規模な鎖国体制の構築だったという意見もどこかで目にしました、しかしその意見の通りだとしても昭和初期のブロック経済圏の動きを見ると、やはり勝海舟という人間の慧眼が解かる気がします。実際歴史も明治時代はその様に推移したやに見えます。結局仮にそうだったとしても、今は昔の物語に過ぎませんが、つまるところ朝鮮人には腹が立つ。以上乱文失礼、次の項を楽しみに読ませて戴きます。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2007/08/20(月) 22:37:45
  • [編集]

火天大有さん

>勝海舟先生の三邦合邦論を御存知でしょうか

残念ながら、詳しく存じ上げません。

ただ、どうでしょう、私は韓国との合邦(日韓併合)は大失敗だったと思っていますので...

現在でも信頼にたる国ではないと考えています。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/08/21(火) 00:38:29
  • [編集]

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