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歴史は繰り返すか

  • 2010/07/22(木) 01:57:47

 民主党政権が誕生してからというもの、気味が悪いぐらい日本と韓国との軍事協力強化の動きが出始めている。

鳩山政権は、韓国軍コルベット撃沈事件の時「世界の先頭に立って」対北朝鮮圧力に協力すると言明した。

菅政権では、韓国軍が不足する軍需物資を自衛隊が提供できるよう協定を結ぶ方針を固めたとされ、それを足がかりに日本と韓国との安全保障協力をもっと進める構想を持っていると報じられている。(軍事同盟化?)

覇権主義をあらわにする中国による併呑を恐れる韓国は、軍事的に日本を巻き込んで行くことでそれを防ごうとしているようにも見える。

これまで護憲・反戦平和勢力をバックに党勢を拡大して政権まで獲得した民主党だが、ここにきて突如好戦的になり、将来日本は韓国の手伝い戦(いくさ)をさせられるのではないかという懸念を抱かずにはおられない。

こうした動きを見ていると、東アジアの地政学的情勢は大昔と全然かわっていない。

今後の東アジア情勢をうらなう意味で歴史を今一度おさらいしておくのも悪くないだろう。

今日は1600年前の東アジアの地政学的情勢はどうだったのかを振り返ってみたい。

 韓国人はしばしば、かつて朝鮮半島にあった百済が古代日本に大陸文化を伝えたことを、現代の先進国が途上国に行う経済援助と同一視して自慢する。

一部の日本人もそうした主張を丸呑みして「日本の大恩人の韓国を大切にしないといけない」などと言ったりする。

だがそれは、東アジア全体の歴史を見ていないがために必然的に起こる間違いだ。

ここから先は、特製の歴史地図をご覧になりながら読んでいただきたい。


東アジア
(クリックで大きくなります)


4世紀初め、三国志で有名な魏をついで久しぶりに中国を統一した晋王朝だったが内政はガタガタで、まもなく北と西から騎馬民族が中国に侵入して彼らが建てた国同士が覇権を争う五胡十六国時代が幕開けした。

超大国・中国の分裂と混乱で周辺地域の国際情勢も非常に不安定となった。

中国東北部に誕生した高句麗は、騎馬民族国家がたいていそうであるように、中華王朝の力が強ければその臣下となり力が弱まれば中国の辺境を侵略して略奪のかぎりを尽くすような”盗賊国家”だった。

高句麗も晋の弱体化につけこんで中国への侵入のチャンスをうかがっていたが、彼らより先に華北へ侵入した鮮卑族が前燕を建てるとそのチャンスを失った。

むしろ前燕によって高句麗は安全を脅かされるようになった。

342年、前燕は高句麗に侵攻して都城である丸都を陥落させた。

高句麗の故国原王は前燕に臣下の礼をとってその属国となったが、高句麗の都があまりにも中国に近すぎるため、それまでの西進政策を放棄し、安全な後背地を求めて高句麗は南下政策を取り始める。

これが日本を含む東アジア情勢に大きなインパクトを与えることになったと私は見ている。

これを百済の立場になって考えてみる。

それまで高句麗や新羅と国境地帯で小競り合いを繰り返してきた百済だが、高句麗が本格的に百済に侵攻してきて、さらに新羅とはさみうちにされれば国家滅亡の危機は免れない。

そこで百済は日本と国交を開き、軍事同盟を構築することで危機を脱しようとする。

日本書紀によれば、364年百済は任那にある卓淳国(現在の韓国・大邱市か)に使者を送り、末錦旱岐(マキムカンキ 旱岐は任那諸国の王号)に倭国(当時の日本)との外交関係をとりなしてくれるよう要請した。

366年卓淳国にやって来た倭国の使者は末錦旱岐から百済の話を聞き、百済まで足をのばした。そこで百済から倭に対し「朝貢するので外交関係を結びませんか」という提案があったと記録されている。

百済にしてみれば「どうして倭のような蛮族に頭を下げて朝貢しなければならないのか」という思いは内心あったことだろう。

だが国家存亡の危機を前にプライドよりも実利を取ったのだと思われる。

日本書紀には記述はないが、このとき結ばれたであろう取り決めには百済が倭の朝鮮半島遠征を黙認し、サポートするという一文があったのではないか。

倭は、半島東南部に持っていた鉄鉱山利権を脅かされていらい新羅と敵対関係にあり、何度となく遠征軍を送って首都・金城を包囲したが新羅攻略に失敗していた。

369年3月倭は新羅に遠征する。だが新羅攻略はうまく行かなかったようだ。

だが百済にしてみれば背後の新羅が倭との戦いで手一杯となったことで、倭への朝貢という外交策は目的を達した。

新羅戦線に張りついていた百済軍を高句麗戦線へと回し、総力戦体制をとることができたからである。

三国史記によれば369年9月、高句麗軍2万が百済に侵攻してきたがこれを防ぎきり、371年百済は3万の兵でもって反攻に出て、平壌で高句麗の故国原王を戦死させるという大勝利を得た。

新羅攻略はならなかったものの倭は任那七国を属国とした。

372年百済の近肖古王はお祝いとして倭に七枝刀を送った。それは大和朝廷の武器庫としての性格を持つ奈良県・石上神宮に現在でも伝わっている。

百済が古代日本に大陸産の宝物や知識人を朝貢したのは、現代韓国人が言うように「原始的だった日本を文明化してやるため」などではない。

百済が自国の生存を維持するために日本の軍事力を引き出すための外交ツールだったのである。
いうなれば日本が在日米軍に払っている”思いやり予算”である。

百済は高句麗に併呑されないようにするためにプライドをかなぐり捨てて倭に朝貢し、臣下の礼を取って倭をおだてるリアリズム外交に徹したというわけだ。

地図をご覧になっていただければ一目瞭然だが、これ以降、倭と高句麗という二大大国が東アジアの覇権を争い、二つの大国に挟まれた百済や新羅、任那諸国といった小国家群は、そのどちらかについて自国の生存をはかることになる。

さて百済によって手痛い打撃を受けた高句麗だがその後立ち直り、百済・新羅を属国として従えるようにまでなった。

それを裏切りと受け取った倭は391年、新羅・百済両国に遠征軍を送り再び属国とした。

396年高句麗の広開土王は百済に侵攻して、再び百済を取り返した。(広開土王碑文)

398年倭は百済に侵攻し百済の阿華王に裏切らないよう誓わせ、王子の直支(後の腆支王)を人質として日本に連れ帰った。(日本書紀)

これ以降、百済の王子を倭国に人質として預ける習慣ができる。

400年高句麗の広開土王は新羅の救援要請を受けて遠征し、新羅を占領していた倭軍を破り、金官加羅国へ向けて退却する倭軍を追撃するが、倭の朝貢国である安羅の兵が金城を襲い、倭軍に加勢するという興味深い話もあったようだ。

このあたりは、倭と高句麗の勢力圏がめまぐるしく変わっている。

倭は高句麗との直接対決の必要性を認め、404年には現在のソウル北方に、407年には平壌方面に遠征軍を上陸させたが、地の利はなくいずれも敗北を喫した。

これより後、倭は朝鮮半島へ大規模な遠征軍を派遣する情熱を失い、中華王朝との外交交渉で高句麗に対し優位に立とうとする。

おそらく度重なる遠征で人的・経済的損失がばかにならなくなったのと、日本列島内で鉄の原料を調達し自国生産が可能になって、半島南部の鉄鉱山権益を守る必要がなくなったからではないだろうか。

百済はだんだんと劣勢になっていき、475年に高句麗に敗れて熊津への遷都をよぎなくされた。

このころになると、倭は半島へ大軍を派遣してまで自らの勢力圏を維持しようとする意志をまったく失っていたが、それでも百済は倭を宗主国とおだて、王子を人質とし大陸の文物や知識人を献上していた。

すべては自国の独立維持のためである。

7世紀半ば、百済は滅亡の時を迎える。

任那を併合した新羅は朝鮮半島統一のため唐を引き入れた。

660年唐・新羅連合軍は百済を滅ぼしたが、663年日本は国内にいた百済の王子を立てて百済再興のための戦争を始め半島西南部での決戦で大敗した。

いわゆる”白村江の戦い”だが、百済から”宗主国様”とおだてられた日本は、何の得にもならない百済再興のための手伝い戦をさせられ莫大な損害を負ったわけだ。

おそらく日本国内にいた百済系帰化人も、日本が百済救援のための出兵をしてくれるよう、朝廷に対し積極的なロビー活動を展開したことだろう。

 百済を韓国、高句麗を中国、新羅を北朝鮮、そして倭を日本と置きかえれば、地政学的に見て1400年後の東アジア情勢と何も変わっていない。

普天間問題のゴタゴタで日米同盟が揺らいでいるが、アメリカには「日本はもうダメだ。これからアジアにおけるアメリカの軍事的パートナーは韓国だ」という期待論がある。

しかし、東アジアの地政学が何も分かっていないと言わざるを得ない。

地政学的に見て、日本が韓国と敵対すればもちろんのこと、無関心になっただけで韓国は大陸勢力にその独立と安全が脅かされるというのが歴史の教訓だ。

それを知ってか知らずか、韓国は日本の民主党政権を動かして軍事関係を強化しようとしている。

韓国の政治家や官僚は、日本を動かしたい時は自尊心をかなぐり捨ててしばしばこういうことを言う。

「日本はアジアのリーダーになる資格があるが、○×をやらなければダメだ」

○×の部分には、韓国が日本にやってもらいたいことが入るが、これでお人よしの日本人はイチコロである。

「日本は韓国を併合して恨まれて当然なのに、『日本はアジアのリーダーになる資格がある』なんて言ってくれた!」と感激して、韓国人の言う通り行動することが日本の国益にプラスなのかどうかなんて判断はぶっ飛ぶ。

1400年前の日本人が百済人に「宗主国様!」とおだてられて何の得にもならない戦争を始め、人命的にも経済的にも莫大な損失をこうむって、あまつさえ唐の侵攻に備えなくてはならないハメに陥ったのだが、外交にリアリズムが欠けているという点で1400年後の日本人もほとんど変わっていないようだ。





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こんにちは。

わたしも韓国との物品役務相互提供協定には大変危惧しております。
つい数日前まで自民党が主導権を握るのであれば時限付き大連立も”あり”かなと考えておりましたが、この件を聞いた瞬間「やっぱり民主党政権は(たとえ一時的な政治の停滞を招いたとしても)一刻も早く解散に追い込み、党を解体しなければならない」と確信したほど危機感を持ちました。

朝鮮人が自分たちの歴史を必死で隠そうとすることは、誇れる歴史のない彼らにとっては致し方のないことでしょう。
しかし、そのような朝鮮人のデタラメな主張を全国民に向かって垂れ流すNHKや自称知識人は万死に値すると考えます。

ところで、『外交にリアリズムが欠けているという点で1400年後の日本人もほとんど変わっていない』という指摘は興味深いですね。
日本人は基本的に温和で平和主義の民族です。人間以外の命に対してさえ無用な殺生はしないばかりか、それら(自然)と対話し、生きとし生けるすべての命を尊重する気高い民族です。
自然とさえ対話しようとする日本人の感性からすれば、ましてや人間相手であれば必ず分かり合えるという潜在的な意識があるのではないかと思います。

以上の点からすれば、問題発言であることを承知の上であえて言えば、対話の成立しない現在のシナ人や朝鮮人は動植物以下ということになります。
ですから、外交に携わる人たちには『シナ人や朝鮮人は寛大な日本人の感性のさらに外側の存在』ということを強く意識してもらいたいものです。そこから出発することこそが『リアル』ではないでしょうか。

  • 投稿者: 月光
  • 2010/07/22(木) 09:24:00
  • [編集]

民主党議員の大半は朝鮮半島系

従って、民主党にとっては日本より朝鮮半島の方が大切!

  • 投稿者: K
  • 2010/07/22(木) 12:01:14
  • [編集]

こんばんは月光さん

>自然とさえ対話しようとする日本人の感性からすれば、ましてや人間相手であれば必ず分かり合えるという潜在的な意識があるのではないかと思います。

これは私も強く同意です。そして日本がどうして外交下手なのか、大きな原因の一つだと考えています。

>ですから、外交に携わる人たちには『シナ人や朝鮮人は寛大な日本人の感性のさらに外側の存在』ということを強く意識してもらいたいものです。そこから出発することこそが『リアル』ではないでしょうか。

おっしゃる通り、すぐ隣の国であっても日本人とはまったく違う文化を持つ民族がいるという現実を受け入れることがリアリズム外交の出発点ですね。

「自分が悪くなくても人間関係を円滑にするために謝罪した方が大人」とか「相手が謝罪をしたら自制心を持ってそれ以上うらみがましいことを言わない」という日本人の価値観が通用しない人達が日本のすぐそばにいるという現実を受け入れないといけません。


Kさん

石原都知事がそんなこと言っていましたね。

民主党のやることなすこと、石原都知事の言う通りになっています。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/07/22(木) 22:48:18
  • [編集]

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