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第4回 飼い犬に手を噛まれる

  • 2005/02/16(水) 00:03:41

 イラン・イラク戦争の長期化はイラク経済の疲弊を招き、石油資源によって豊かな生活が約束されているはずのイラク国民に、こんなはずでは無いというとまどいと、フセイン大統領の失政への不満が高まっていった。

 そのような状況に、新たな敵が欲しかったフセインが目をつけたのはクウェートだった。 
フセインは「クウェートが国境付近のイラクの油田から石油を盗んでいる」と非難声明を出し、イラク軍を電撃的にクウェートに侵攻させた。

 クウェートをはじめGCC諸国はイラクを自分達を守ってくれる防波堤、あるいは番犬のように考えていた。

そのためにイラクに援助を与えていたが、彼らGCC諸国自身はサウジを除けば軍事力の整備には、あまり熱心ではなかった。

手の汚れる仕事はイラクに任せ、自分たちは莫大な石油がもたらす収入で繁栄をおう歌していたと言えるかもしれない。

 そんなわけでイラクの大軍に勇敢に立ち向かったクウェート軍だったが、赤子の手をひねるようにつぶされて、クウェートはたちまち占領されてしまった。

クウェートにしてみれば、まさに「飼い犬に手を噛まれてしまった」のである。
この戦争のフセインの狙いは

1.イラク国民の反クウェート感情をあおって、国民の不満を自分ではなくクウェートにそらす
2.クウェートの莫大な資産で疲弊したイラク経済の立て直しを図る

ことの2点にあったと思われる。
これが1990年に勃発した湾岸戦争の開戦のいきさつであった。

「飼い犬に手を噛まれた」のは、アメリカをはじめとする西側欧米先進国も同様であった。

欧米諸国にしてみれば、イランの原理主義革命を封じるためにイラクという”番犬”を育てたのに、その”番犬”が守るべきクウェートに手を出したのである。

フセインがクウェートのみならず、サウジやカタール、UAEに手を出せば、中東の石油資源の大半を握る事になる。

もしそうなれば、西側世界がフセインの行動にブレーキをかけることが不可能になるのは目に見えていた。

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